こんにちは。あんです。
今回は2019.8.16の時点で内定していたポケモンのみで、教え技も禁止としたガラルダブルを意識した構築の紹介となります。
※ 2019.8.16の時点で内定していたポケモン一覧
【構築経緯】
内定したポケモンの中にアローラダブルでも強かったカビゴンとミミッキュがいるためこの2匹で腹太鼓+自己暗示を決めればイージーウィンを狙えるのではないかと考えた。(ミミッキュのスカーフお先にどうぞからのカビゴンの鉢巻自爆というテロをしたかったのだがお先にどうぞが教え技のためボツとなった)
まずはミミッキュのトリックルーム始動のサポート枠。ミミッキュを相手の攻撃から守るのはもちろんだが、早く退場をしてくれないとせっかくのトリックルームがもったいないためなるべく耐久力が無いポケモン、もしくは自主退場が可能なポケモンが必要となる。そんな中で見つけたポケモンがルカリオである。
攻撃を一手に引き受けるこの指止まれや自身のHP分のダメージを与えつつ退場できる命懸けという2種類の優秀なサポート技が使えるため安定してトリックルームのサポートから裏のカビゴンを死に出しできる。
次にミミッキュかカビゴンのどちらかが倒されたときに出す自己暗示枠である。この枠はトリックルームが切れた後でも強く出れるよう先制技があると良いと考えている。そこで自己暗示と先制技が使えるポケモンを調べた結果、グソクムシャとニンフィアが条件を満たしていたため採用した。
グソクムシャは特性の危機回避によりHPが半分になると裏のポケモンと交代をするため一見自己暗示とは相性が悪く見えるが、グソクムシャが場に出るときには2匹のポケモンが既に瀕死になっており交代ができない状態となっているため特性が発動することはないので気にせず自己暗示ができる。
ニンフィアはAの種族値が低いものの特性のフェアリースキンによりノーマル技がフェアリー技となり、威力が上がるため電光石火がミミッキュの影打ち並みのダメージを出すことが可能。影打ちはノーマルタイプに、アクアジェットは呼び水で無効にされるがフェアリー技は無効にされることがないのも強みである。この時には予想もしていなかったが後日内定されたバルジーナの対策枠となる。
ラスト1枠はあまりに辛いナットレイ対策。特性を防弾にすることでジャイロボールが無効、パワーウイップが半減のジャラランガを採用。
ジャラランガは専用Z技であるブレイジングソウルビートのイメージしかないが実は腹太鼓を覚えるため第2の腹太鼓枠として運用。
【個体紹介】
カビゴン
持ち物 : フィラの実
特性 : 食いしん坊
能力補正 : B↑S↓
実数値 : 267 - 143 - 117 - × - 131 - 31 ※Sは最遅
努力値 : HB252 D4
技 : 八つ当たり、噛み砕く、腹太鼓、守る
ミミッキュ
持ち物 : メンタルハーブ
特性 : 化けの皮
能力補正 : A↑S↓
実数値 : 162 - 122 - 132 - × - 125 - 90 ※Sは最遅
努力値 : HB252 D4
技 : シャドークロー、じゃれつく、自己暗示、トリックルーム
※元々HA極振りでタスキを持たせていたが挑発されてトリックルームができないのがめんどかったためメンタルハーブに持ち物を変更し、努力値も耐久面に振ることにした。
ルカリオ
持ち物 : 拘りスカーフ
特性 : 精神力
能力補正 : S↑C↓
実数値 : 177 - 131 - 90 - × - 90 - 156
努力値 : HS252 A4
技 : 命懸け、この指止まれ、インファイト、コメットパンチ
グソクムシャ
持ち物 : 命の玉
特性 : 危機回避
能力補正 : A↑S↓
実数値 : 182 - 194 - 160 - × - 111 - 40 ※Sは最遅
努力値 : HA252 D4
ニンフィア
持ち物 : 精霊プレート
特性 : フェアリースキン
能力補正 : A↑S↓
実数値 : 202 - 128 - 86 - × - 150 - 58 ※Sは最遅
努力値 : HA252 B4
技 : 捨て身タックル、電光石火、自己暗示、守る
ジャラランガ
持ち物 : オボンの実
特性 : 防弾
能力補正 : A↑S↓
実数値 : 182 - 178 - 145 - × - 126 - 81 ※Sは最遅
努力値 : HA252 D4
技 : インファイト、毒突き、腹太鼓、守る
【選出パターン】
先発 :+
後発 :or+or
選出は先発のミミッキュとルカリオ、後発は腹太鼓枠と自己暗示枠となり、相手によって裏のアタッカー2匹を選んでいく。
腹太鼓枠は相手にナットレイがいる場合はジャラランガ、それ以外はカビゴンを選出。
自己暗示枠はバルジーナがいる、もしくはトリトドンがいたり、水技の通りが悪い場合はニンフィア、それ以外はグソクムシャを選出。
【採用に至らなかったポケモン】
・メリット
サマヨールは特性お見通しにより相手の持ち物を把握できるため初見殺しされにくく、進化の輝石を持たせることでそう簡単には倒されない。ガラルダブルは教え技が使えないと予想されるため叩き落とされる可能性も低い。またミミッキュは特性の化けの皮に頼ったトリックルームの始動であるためガラルマタドガスによって特性が無効になってしまうとトリックルームが始動できずに倒されてしまう恐れが出てくる。
そのためミミッキュ以上に安定してトリックルームが始動できる。
・デメリット(採用に至らなかった原因)
サマヨールの火力の無さ。サマヨールはミミッキュと同じく自己暗示+影打ちが使えるのだがAの種族値が90のミミッキュに対して、サマヨールは70と低いため自己暗示が成功したとしても火力が出せずミミッキュほどの圧力をかけられなかった。
【ダイマックスについて】
ダイマックス候補 :
タイミング : 腹太鼓や自己暗示で能力を上げた後
※ニンフィア、グソクムシャがダイマックスする場合はトリックルームが切れるタイミングでダイマックスも切れるようにすることで、その後先制技が使えるようになり相手に隙を与えることがないと考えている。
【厄介な相手】
・ダイマックス全般
Hの種族値が70以下の相手に命懸けをしてトリックルームを始動することがほとんどである。そのためダイマックスによりHPが上昇して命懸けで倒せないとミミッキュが2匹の攻撃を受けてトリックルームが始動できずに倒されてしまう恐れが出てくる。
その中でも特に厄介なのがキョダイマックスバタフリー。専用技キョダイコワクはダメージを与えつつ、相手を毒、麻痺、眠りのいずれかにする全体技であり、場合によってはダークホールと化してしまう。全体技のためこの指止まれでミミッキュを守ることができず、先程も記載したがダイマックスポケモンを命懸けで削り切るのは不可能。(バタフリーはH極振りで実数値が167、ダイマックスすると1.5倍になると仮定した場合実数値は250となる)
・ガラルマッスグマ、タチフサグマ
※腹太鼓と神速が使える前提
トリックルームでS操作をしても神速は先制技であるためこちらが殴る前に殴られてしまい壊滅されてしまう。
【改善するとしたら】
発売前の現時点ではガラルダブルの環境がわからないためミミッキュとカビゴンを耐久に振り切っている。そのため環境に合わせて耐久ラインの調整が必要である。
また当然ではあるが新ポケモンや新要素を全く取り入れてないため、こちらを取り入れることで更に強化が可能である。