構築
コンセプト
相手にトリックルーム展開を意識させることで生まれる初ターンのアドバンテージを活かして楽に勝つ!
経緯
シーズン8で最終2桁を達成した方のスカーフクレセリア+最速鉢巻ガチグマの並びを試したところイージーウィンを狙いやすかった。
最終74位でした
— ターナー (@the_magentou) August 1, 2023
スカーフクレセと最速ガチグマ使ってました pic.twitter.com/vYGHrib0mv
あるときにこのクレセリアの上位互換とも言えるポケモンがいることに気づいた。
それがムウマである。
ムウマはクレセリアと同じくトリックルームの採用率が高く素早さも同じでありながら、ゴーストタイプであるため猫騙しで怯むことがなく、クレセリアよりも特攻が高く、イカサマも覚えるため凍える風による奇襲を仕掛けて一度引いたあとにもサブアタッカーとしての役割を担いやすい。
更に進化前のポケモンであるため進化の輝石を持っていることが非常に多いことから、メンタルハーブを持たせられるクレセリアに比べて挑発が飛んできやすいため初ターンのアドバンテージを稼ぎやすい。
理論上は強そうに見えるが本当に大丈夫か?という不安を抱えながらこれらを軸に偽装トリルパを作ることにした。
使用個体
ガチグマ(テラスタル:ゴースト)
持ち物:拘り鉢巻
特性:根性
性格:陽気(S↑ C↓)
努力値:H4 A252 S252
技:捨て身タックル、ぶちかまし、地震、岩雪崩
持ち物:拘りスカーフ
特性:浮遊
性格:臆病(S↑ A↓)
努力値:H4 C252 S252
技:凍える風、シャドーボール、イカサマ、嘘泣き
ハバタクカミ(テラスタル:フェアリー)
持ち物:拘り眼鏡
特性:古代活性
性格:控えめ(C↑ A↓)
努力値:H188 B196 C20 D4 S100
技:マジカルシャイン、ムーンフォース、シャドーボール、パワージェム
※努力値配分について
HB …
①意地っ張り水ウーラオスのテラス水流連打最低乱数以外耐え
②意地っ張りパオジアン(災いの剣)の珠不意打ち確定耐えS … 最速100族抜き(イーユイ意識)
イーユイ(テラスタル:ゴースト)
持ち物:気合いの襷
特性:災いの珠
性格:臆病(S↑ A↓)
努力値:H4 C252 S252
技:熱風、悪の波動、オーバーヒート、守る
テツノカイナ(テラスタル:草)
持ち物:クリアチャーム
特性:クォークチャージ
性格:陽気(S↑ C↓)
努力値:H4 A252 S252
技:インファイト、ワイルドボルト、ヘビーボンバー、冷凍パンチ
そこら辺で捕まえた
見せポケであるため記載は省略
選出
先発:+or
後発:+
お留守番:
先発で奇襲を仕掛けて相手のHPを削ったり、素早さを下げたところを後発の2匹で倒していく。
ランドロスやギャラドスのような威嚇持ちがいる受け寄りの構築に対してはクリアチャームを持っていて技を打ち分けられるテツノカイナ、それ以外はガチグマを選出する。
対戦動画
結果
シーズン9(8/14~8/27)
・最終レート 1811
・勝率 70.0% (30戦 21勝 9敗)
ムウマの使用感について
使用して感じたのは大きく分けて 特攻の種族値が高いのはダメージレースにおいて大きい と 耐久の脆さが目立つ の2つ。
特攻を極振りした最速ムウマは無振りランドロスに対して相手2匹に対して打つ威力が0.75倍の凍える風で確定2発を取れるのに対して、クレセリアでは乱数が絡んでしまう。
この他にも自身以外の特防を0.75倍にする災いの珠を持つイーユイと並ぶことがよくあるため特攻種族値10の差は結構馬鹿にならない。
しかし良いことばかりではなく問題点もある。
クレセリアは無振りであってもある程度の攻撃ならば耐えてくれるため凍える風による素早さ操作を何度もできるのに対して、ムウマは一撃で倒されてしまいがちなため相手の後続の素早さを下げられないこともある。
攻めっけの強いムウマ、安定のクレセリアといったところであり、構築やプレースタイルに応じて使い分けるのがおすすめである。
最後に
ここまで記事をご覧いただきありがとうございました。
とある思いつきがきっかけで生まれた変態構築ですが、中身は「相手の素早さ操作をして上から殴る」というシンプルでありながらダブルバトルにおける基礎が学べるため今年の世界大会から興味を持った初心者の方でも扱いやすい構築なのではないかと思います。
またクレセリアとの比較として今回ムウマを採用していますが実際にクレセリアならばどうなるのか気になるという方のためにクレセリアverも作りましたので良かったらこちらも使ってみてください。
余談ですがSVの構築記事から見ていただいた方に構築の回し方のイメージをしやすくしてもらえるようにと初心者なりに対戦動画を編集して載せるようにしています。
ボイスを入れてみたいけどゆっくりボイスで1ターン毎に解説を挟むのが大変だなと思い、今回はあのような形となりました。
この低クオリティーの動画を作るだけでも結構時間がかかったので普段から動画を投稿してる実況者の大変さをしみじみと感じました。