構築
コンセプト
ストリンダーの爆音波を通していき、ノーマル技が効かないゴーストタイプはハカドッグのお墓参りで倒す。
構築経緯
友人のTomy(@sketchbook_0217)がストリンダーとハカドッグを並べて「ぼっち・ざ・ろっく!」をしたいと話していたのでその夢を叶えてあげることにした。
ちなみにTomyは「ぼっちざろっく!」を見ていないらしい。
面白いから見ろ!!!!!!
構築完成までの流れ
ストリンダーとゴーストタイプの並びについて
ストリンダーはタイプ一致で打てるオーバードライブよりも爆音波の方がダメージが出るためストリンダーの攻撃性能を最大限まで高めるならばノーマルテラスタル爆音波をしたい。
爆音波の味方への被害を無くすには隣にゴーストタイプ、テレパシー、防音のポケモンを置く必要がある。
その中でもゴーストタイプは爆音波の味方への被害を無くすだけでなく、爆音波が効かないゴーストタイプに対して弱点を突けるため攻撃面における相性補完が良い。
ハカドッグとコノヨザルの差別点
今回ゴーストタイプの枠にハカドッグを採用することになったが現環境ではサーフゴーやコノヨザル、ドラパルトといった強力なゴーストタイプがいる。特にコノヨザルについては同じ物理アタッカーである。
現環境においてコノヨザルはスカーフ命懸けとビルドアップの2つの型が存在しており、ストリンダーと並べるのであれば盤面にいる時間が長いビルドアップ型の方が適していると考えている。
ビルドアップ型のコノヨザルは火力耐久ともに安定しており1匹だけで試合をひっくり返すほどの性能を持っているが準備に時間がかかってしまう。
憤怒の拳は最大で威力が350まで上昇する強力な技だがその条件を満たすには味方に袋叩き要員を入れたり、相手の攻撃を受け切って徐々に火力を上げていく必要がある。
それに対してハカドッグは4vs4のダブルバトルにおいて先発2匹が倒れたあとに後発から出すことで出したターンから安定して威力150のお墓参りを叩き込めることが強みである。
このことからハカドッグの個性を活かすために「先発2体で素早さ操作をしながらまとめて退場して、後発のストリンダーとハカドッグで相手を倒す」という流れが確定した。
先発の素早さ操作+即退場について
素早さ操作については隠密マントを持つことで猫騙しで怯まなくなり、先制で追い風ができるヤミカラスが一番相手に妨害されずに役割を遂行できると考えた。
退場技は隣のヤミカラスを巻き込みつつ相手にもダメージを与えられる大爆発が最適と考えて最大火力で打てるキョジオーンを採用することで即座に裏の2匹に繋げられるようにした。
残り2枠について
ハカドッグを選出しない場合にストリンダーのサポートができるサーナイト、そして承認欲求モンスター(見せポケ)としてバンギラスを採用した。
サーナイトは拘りスカーフを持たせて凍える風をすることで追い風が切れてもストリンダーを上から通しやすくできる。
またトリックルームを覚えるため選出画面でキョジオーンと並べることでこの構築の一番重要な初手の追い風+大爆発を読まれづらくすることにも貢献している。
バンギラスの枠については5匹で選出が完成しており、ハカドッグは砂かきが全く発動しないことや不意打ち等の先制技のダメージを抑えるために特性を直接攻撃の技を半減に抑えられるもふもふにしていた。
しかし砂起こしや砂吐きがいないと特性がすぐにバレてしまい逆手を取られてしまうかもしれないためバンギラスを採用することで誤魔化そうという考えである。
使用個体
ヤミカラス(テラスタイプ:悪)
特性 :悪戯心
持ち物 :隠密マント
性格補正:S↑ C↓
努力値 :H4 A252 S252
実数値 :136-137-62-×-62-157
技構成 :追い風、ブレイブバード、挑発、黒い霧
※初手で爆発に巻き込まれて退場するためテラスタルをすることがないためテラスタイプは適当
キョジオーン(テラスタイプ:ノーマル)
特性 :頑丈
持ち物 :拘り鉢巻
性格補正:A↑ C↓
努力値 :H4 A252 S252
実数値 :176-167-150-×-110-87
技構成 :大爆発、岩雪崩、地震、ボディプレス
ストリンダー(テラスタイプ:ノーマル)
特性 :パンクロック
持ち物 :拘り眼鏡
性格補正:C↑ A↓
努力値 :H4 C252 S252
実数値 :151-×-90-182-90-127
技構成 :爆音波、オーバードライブ、ハイパーボイス、ヘドロ爆弾
ハカドッグ(テラスタイプ:ゴースト)
特性 :もふもふ
持ち物 :呪いの御札
性格補正:A↑ C↓
努力値 :H4 A252 S252
実数値 :148-168-120-×-117-120
技構成 :お墓参り、影打ち、サイドチェンジ、手助け
サーナイト(テラスタイプ:フェアリー)
特性 :テレパシー
持ち物 :拘りスカーフ
性格補正:C↑ A↓
努力値 :H4 C252 S252
実数値 :144-×-85-194-135-132
技構成 :凍える風、マジカルシャイン、ムーンフォース、サイコキネシス
バンギラス(承認欲求モンスター)
マスコットキャラクターであり、試合に出ることはないため数値等の記載は省略
基本選出 及び 立ち回り
先発: +
後発: + or
vs 追い風軸
サーナイトを選出して追い風+凍える風でストリンダーが相手の上を取れるようにする
vs トリックルーム軸
初手のキョジオーンをノーマルテラスタルして全力の大爆発で相手を吹き飛ばす
対戦動画
この動画内ではテラスピースが足らずキョジオーンを岩のままで使用している。
しかしリキキリンが大爆発を耐えるなどノーマルテラスタルをしないと絶妙に火力が足りていない。
問題点
後発のポケモンの即登場のために自分の手持ち2匹を失う行動をしている。
そのため相手の選出しているポケモンやテラスタルが全て確認できてない状態でストリンダーの技を拘ってしまい、解除もできない状態になっておりテラスタルで耐性を変えられて有効打がないという場面がある。
また初手の大爆発によるダメージはあるがストリンダーとハカドッグで4匹を相手にすることになりがちなため倒しきれないことがある。
気づいたこと、感じたこと
この構築の可能性について
キョジオーンの枠をギガイアスに変更できると「大爆発によるダメージの増加」「ハカドッグの砂かきの選択肢が生まれる」といった強化が見込める。
相手の壁に対してハカドッグのサイコファング→ストリンダーの爆音波という流れをするにはハカドッグを最速にする必要があるが、そうすることでハカドッグの火力が足りなくなるといった弊害も生じてしまう。
しかしギガイアスの砂起こしにより準速でこのような動きを狙うことも可能となる。
現在パルデア地方に生息していないため今後リザードンやエースバーンのような限定レイドや剣盾のようなDLCで追加されることを願うばかりである。
もしくはバンギラスが大爆発してくれ!
ストリンダーについて
素早さが75族と微妙なラインのため素早さ操作が必須であること、そして爆音波を採用する場合はゴーストタイプやテレパシー持ちを多く採用しなければならない。
しかしストリンダーが上を取れる状況さえ作れてしまえば超高火力の全体技で制圧できるため可能性は感じた。
特性のパンクロックによりニンフィアのハイパーボイスやラウドボーンのフレアソングを半減で受けれるのも地味に強かった。
ハカドッグについて
選出に縛りはあるもののノーリスクで威力150のタイプ一致技を連打できるのはやはり強かった。
追い風ターン(実質3ターン)だけでは守る等を絡められて倒しきれないことが多いため、砂起こしのターン数を8ターンまで延ばすさらさら岩を持たせたバンギラスと組み合わせることで戦いやすくなりそう。
余談
実はこの構築を作る上で考案者とそれぞれ違った解釈をしていた。
Tomyの考え
ぼっち → ボチの進化系
ざ・ろっく → ギター
自分の考え
ぼっち → 見た目が似ている
ざ・どっぐ → 犬
並べてみるとこんな感じ
似てない?
ボチの進化系というのはちょっと無理があるし、だったらボチを使え!と思いつつも、後藤ひとりが演奏するのはギターだからギターのような音を出すハイな姿(ローなすがたはベースのような音を出すから山田リョウ)という考えは自分では思いつかなかった。
言われてみれば確かにハイの姿も似合うかもしれない。
最後に
ここまで記事をご覧いただきありがとうございました。
今回の構築はストリンダーとハカドッグを並べることを重要視していたため窮屈な立ち回りをする必要があったり、2匹の負担があまりに大きいのもあってあともう少しなのに勝ちきれないという場面が何度もありました。
しかしハマったときの爆発力は凄まじかったので気になった方は参考にしてみてください。