※この記事では以下の通りに略してます
ダイマックス→DM(Dynamax)
【構築経緯】
構築のスタート
を使いたい。
ゲンガーを活躍させるには?
専用DM技のキョダイゲンエイは相手2匹の交代を封じる効果を持っており、メガゲンガーを意識した技となっている。
〈ダイホロウと比較〉
・攻撃性能は劣る
→ 物理アタッカーを揃える必要性がないため構築の自由度が高い
・サマヨール+ミロカロスの並びに勝ち気を発動させずにサマヨールを倒せる
〈キョダイサジン、キョダイヒャッカと比較〉
・スリップダメージがない
・交代封じのターン制限がない
・GMゲンガーが場を離れると相手は自由に交代ができる
→ 交代封じをメインにするのであればサダイジャやマルヤクデを使用した方が強い
結論
交代封じはおまけ程度に考えて、手助けや嘘泣きと組み合わせて攻撃した方が強い。
とは言ってもせっかく使うのであれば追加効果の交代封じも活かしたい。
そこで思いついたのが滅びの歌。効果を受けたポケモンは誰であろうと3ターン後には倒れるこの技は交代封じと相性が良い。しかし肝心のゲンガーがGMしてしまうと滅びの歌が使えない。
そのためサポート枠をにして嘘泣きキョダイゲンエイで一匹を倒しながらもう片方の交代を封じ、レパルダスのまねっこで滅びの歌を決めようと考えた。
嘘泣きキョダイゲンエイで数的優位を作ってからのまねっこ滅びが気持ち良い pic.twitter.com/xIEzjzsSBx
— あん ポケm@s (@ankou_0818) 2020年5月5日
(理想の動き)
vs 先発:A(DM)+B 後発:C+D
①嘘泣きキョダイゲンエイでBを倒し、Aの交代を封じる。(Cが場に出る)
②まねっこ滅び発動《滅びカウント3》
③嘘泣きキョダイゲンエイでCを倒す。(AのDM終了)(Dが場に出る)《滅びカウント2》
④守る等で時間稼ぎ《滅びカウント1》
⑤Dを全力で倒し、Aは勝手に倒れる。《滅びカウント0》
※③でCがDに交代したとしても嘘泣きキョダイゲンエイで倒してしまえば残り2匹となり交代が不可能となる。
vs 先発:A+B 後発:C+D(DM)
①嘘泣きキョダイゲンエイでどちらかを倒し、もう片方の交代を封じる。(Cが場に出る)
②①と同じくどちらかを倒し、残り2匹にする。(Dが場に出る)
③まねっこ滅びを発動させて粘れば勝ち。
まねっこ滅びを使う際の注意点
まねっこ滅びのツイートをした後に1件のDM(ダイレクトメッセージ)が届いた。
悪タイプには悪戯心が効かないのは常識だが、滅びの歌はトリックルームや重力のようにフィールド全体へ影響を与える効果に似ているためどうなるのかわからなかった。そこで検証を行った。
検証
— あん ポケm@s (@ankou_0818) 2020年5月6日
悪タイプにまねっこ滅びは効くのか? pic.twitter.com/swVZPJOCsB
結果は動画の通り悪タイプには効かない。そのためまねっこ滅びをするには悪タイプの対策が必須であることが判明した。
補完枠
この動きをするにあたり障がいとなるのがゲンガーより早いゴーストタイプのドラパルト、化けの皮により行動保証のあるミミッキュ、そしてまねっこ滅びが効かない悪タイプ全般。そこでダイホロウやダイアークに強いとドラパルトや悪タイプに弱点を突ける。
守るを自然と入れることができて攻撃性能も高い火炎玉根性。
威嚇や捨て台詞で相手の火力を下げて、猫騙しで滅びターンを稼げるを入れた。
【使用個体】
ゲンガー
持ち物 :気合いのタスキ
特性 :呪われボディ
性格補正:S↑ A↓
実数値 :136-×-80-182-95-178
努力値 :H4 C252 S252
技構成 :シャドーボール、ヘドロウェーブ、凍える風、滅びの歌
努力値調整
CS極振り
※持ち物はダイマックス時の火力を上げる命の玉よりも汎用性を上げるために気合いのタスキを持たせた。
※ヘドロウェーブの採用理由
①トゲキッスの弱点保険を能動的に発動させることができるため。
②非GM時によく隣にいるキザンが毒技無効であるため。
レパルダス
持ち物 :ロゼルの実
特性 :悪戯心
性格補正:B↑ C↓
実数値 :171-108-107-×-76-126
努力値 :H252 B220 D36
技構成 :イカサマ、まねっこ、嘘泣き、猫騙し
※気合いのタスキをゲンガーに取られたため耐久振りにした。ロゼルの実を持たせることでトゲキッスの急所マジシャ(ダブルダメージ)やエルフーンのムーンフォースを耐えることができる。
トゲキッス
持ち物 :弱点保険
特性 :強運
性格補正:S↑ A↓
実数値 :191-×-115-144-135-143
努力値 :H244 C28 S236
技構成 :マジカルシャイン、エアスラッシュ、この指止まれ、守る
努力値調整
H...16n-1
S...+1で最速142族抜き(ドラパルト意識)
※当初は+1で最速109族(アイアント意識)までにしていたが素早さ関係がトゲキッス<キリキザンとなっていた。ダイジェットからキリキザンのダメ押しを決めたかったのでなるべく素早さに振ることにした。
キリキザン
持ち物 :命の玉
特性 :負けん気
性格補正:A↑ C↓
実数値 :141-194-120-×-90-122
努力値 :H4 A252 S252
技構成 :アイアンヘッド、ダメ押し、不意打ち、守る
努力値調整
AS極振り
ガオガエン
持ち物 :イアの実
特性 :威嚇
性格補正:A↑ C↓
実数値 :202-162-111-×-127-83
努力値 :H252 A100 D132 S20
技構成 :フレアドライブ、捨て台詞、猫騙し、守る
努力値調整
H...極振り
HB...陽気ドリュウズのダイアース(130)を威嚇込みで確定耐え
HD...控え目水ロトムのハイドロポンプ確定耐え
S...ミラー意識(猫騙しを早く打てるようにするため)
ローブシン
持ち物 :火炎玉
特性 :根性
性格補正:A↑ C↓
実数値 :207-211-115-×-91-65
努力値 :H212 A252 D44
技構成 :ドレインパンチ、雷パンチ、マッハパンチ、守る
努力値調整
H...16n-1(火傷ダメージ最小)
A...極振り
【選出パターン】
※後発は相手に合わせて選出する
1.先発:+ DM(GM):
先発DMパターン。基本選出であり嘘泣きキョダイゲンエイでビートダウンをする。要塞化して突破が厳しい相手はまねっこ滅びを決めて処理する。
2.先発:+ DM:
先発DMパターン。悪タイプが多い場合の選出。ゲンガーのヘドロウェーブでトゲキッスの弱点保険を発動させたりする。
3.先発:+ DM:
先発DMパターン。ドラパルトがいる場合の選出。トゲキッスのダイジェットでキリキザンの素早さを上げてダメ押しを通していく。
4.先発:+ DM:後発の誰か
後発DMパターン。ゲンガーの凍える風で相手の素早さを下げてキリキザンのダメ押しを通していく。
【没の理由】
ゲンガーをGMする場合は弱点の地面タイプを透かせてこの指止まれが使えるトゲキッスを並べて殴る、GMしない場合はヘドロウェーブで相手のタスキや化けの皮、頑丈を壊しつつDMキッスの弱点保険を発動させたり、キリキザンと並べて凍える風ダメ押しする動きが強かった。
そのためゲンガーキザンキッス+αの選出が多くなり、レパルダスの選出率が一番低くなったため。
【参考】
1.
ゲンガーが場を離れると交代を許してしまうという点を影踏みゴチルゼルを採用することでカバーできて、ラプラスも滅びの歌を搭載している。滅びの歌要素を厚くしたまねっこ滅びパ。
2.
まねっこトリルでスイッチトリルを狙う構築。今まで見てきたまねっこトリルは1、2ターン目に狙ってくるため一発芸に近かったが、この構築ではゲンガーとブリムオンの2匹で狙えるためゲームの中盤以降でも使えてかなり実用的になっている。
【最後に】
ここまで閲覧していただきありがとうございました。
ドラパルト等のゲンガーが苦手な相手に強く出れるようにした結果、ゲンガー+レパルダスの選出率が低くなるという結果になってしまいました。しかしまねっこ滅びができなくても嘘泣きキョダイゲンエイで相手に負担をかけたり、まねっこトリルという動きもできるためこの並び自体はまだまだ可能性があると考えてます。今後改善案等が思いついたらまた組み直したいです。