【剣盾冠・シリーズ8 ダブル】ギガバドガス
〈 目次 〉
構築
構築経緯
1.黒バド+初手DMレジエレキ(使用時期:2月)
前期に使っていた構築のの手助けダイサンダーで初手から奇襲をして弱った相手を裏のウツロイドのビーストブーストの起点にするという動きを、ビーストブーストの上位互換とも言える特性を持ちながら命中安定の高火力全体技を打てるでしてみたら強そうだと感じた。
特にこのルールにおいてレジエレキは素早さ操作枠としての性能が非常に高いためDMは警戒されにくく今までよりも奇襲が決まりやすそうだと考えていた。
黒バドレックスは悪タイプ全般に弱いのでこれらに強く出れて、もしも黒バドレックスがDMをした際にダイホロウの恩恵を受けられるを後発に添えた。
レジエレキのサポート枠として必要な手助けによるレジエレキの火力強化に加えて「先制追い風+カイオーガの潮吹き」への対応、トリックルーム展開の阻止を担えるを採用することにした。
※黒バドレックスの持ち物については諸説あると思うが以下の点からピントレンズを持たせていた。
①身代わりで相手のDMターンを枯らす動きもできるため命の珠でHPを削りたくない。しかしスイーパーとして火力強化は欲しい。
②ダイアースで特防が上がった状態の相手と対面することがよくある。
③このルールはリフレクター、光の壁、オーロラベール、キョダイセンリツといった壁を貼る行動が強い。
<良かった点>
・黒バドは悪タイプを誘いやすいのでレジエレキの初手DMによる奇襲が決めやすい。
・弱った相手を後発の黒バドのアストラルビットでまとめて倒すという動きが強い。
<悪かった点>
・突撃チョッキ持ちの特殊耐久にがっつり振った型やライチュウ入りのイベルタル軸に勝てない。
・グラードン軸に勝てない。
・DMした伝説ポケモンの耐久力が高く、レジエレキがDMしても殴り負けることが多い。
2.レンタルパ使用(3月上旬~中旬)
1ヶ月近く回していたものの問題点に対する改善策が思い浮かばなかった。
そこで広い視野で構築を組めるように上旬はS15 最終12位と17位のけーてぃさんのレンタルパ、中旬は3月に行われたてるチャレでベスト8のがはくさんのレンタルパをそれぞれ使用した。
これらの上位構築を使ったことでトリックルームや初手DMにも対応できる黒バド+エルフーンの方が自分には合っていることに気づいたのでこれをベースに新たに作ることにした。
(晴れパが肌に合わなかっただけかもしれない)
の4匹の並びは使用感が良かったのでそのまま続投。
黒バド軸を回していて重かったオーロンゲ入りの構築や黒バドレックスミラーへの対策としてオーロンゲの後攻の尻尾トリックや壁張りを挑発で未然に防げる、黒バドレックスに強い高耐久ノーマルポケモンということでを採用。
マタドガスが倒れた後のケアとしてエルフーンに悩みの種を入れるということも考えた。
しかしただでさえ技スペースがないのにレジギガスのためだけに入れる必要はないと考えて採用しなかった。
<良かった点>
・汎用性を高めつつオーロンゲや黒バドレックスミラーにも強くなった
<悪かった点>
・968パに対する回答がない。
・ギガスドガスの選出時に追い風ターンが残っていたりS+1以上の状態で後続を出してしまうとそのまま上を取られて負けてしまう。
エルフーンを選出することでこの問題は解決できるように見えるがマタドガスと並んでしまうと先制で追い風ができなかったり、サポート枠を2匹選出するためパワーが足りない。
4.黒バドエレキ+ギガスドガス(4月上旬~)
968パへの回答、そしてギガスドガスの選出時の問題点、これらを同時にカバーするために拘りスカーフを持たせたを採用。
個体解説
黒バドレックス
特性 :人馬一体(黒の嘶き+緊張感)
持ち物 :気合いの襷
性格補正:S↑ A↓
努力値 :B4 C252 S252
実数値 :175-×-101-217-120-222
技構成 :アストラルビット、ドレインキッス、トリックルーム、封印
トリックルーム封印+削り+スイーパーを一手に引き受ける絶対選出枠。
至る所から不意打ちが飛んでくるので行動保証を確保するために気合いの襷を持たせた。
ドレインキッスは悪ウーラオスへの打点の他にもHPを満タンにさせることで気合いの襷を発動できるようにしたりと予想よりも活躍していた。
レジエレキ
特性 :トランジスタ
持ち物 :拘りスカーフ
性格補正:S↑ A↓
努力値 :B100 C156 S252
実数値 :155-×-83-140-70-277
技構成 :10万ボルト、エレキネット、ライジングボルト、破壊光線
調整意図
HB...陽気鉢巻ウーラオスの不意打ち耐え
素早さ操作枠。
レジエレキミラーで負けたくないのでスカーフを持たせた最速個体。
先発の素早さ操作はもちろん、後発のスイーパーとしても活躍した。
DMしない場合は10万ボルトかエレキネットしか打たなかったので、残り2枠はDMした際に威力140のダイサンダーの媒体となりその後もエレキフィールド下ならば高火力を出せるライジングボルト、DM時の素早さ操作技になる破壊光線となっている。
ボルトロス
特性 :負けん気
持ち物 :突撃チョッキ
性格補正:S↑ C↓
努力値 :H36 A116 B100 D4 S252
実数値 :159-150-103-130-101-179 ( Cの個体:31 )
技構成 :ワイルドボルト、空を飛ぶ、馬鹿力、エレキネット
調整意図
H…16n-1
HB…意地っ張り珠ランドロスのダイロックを確定耐え
DMアタッカー。
特性の負けん気により黒バドレックスの弱点を突けるダイアークやダイホロウ、黒バドレックスで突破が厳しいガオガエンの抑止力にも繋がる。
霊獣ランドロスのダイロックで倒されることが何度もあったので意地っ張り珠ダイロック(媒体:岩雪崩)を確定耐えまでHBに振っていた。なお砂ダメ込みで倒される可能性があるのでもう少し耐久に振るべきだったと反省している。
突撃チョッキを持たせて特殊耐久を底上げすることで行動回数を確保しやすくしている。
悪ウーラオス
特性 :不可視の拳
持ち物 :拘り鉢巻
性格補正:S↑ C↓
努力値 :A252 D4 S252
実数値 :175-182-120-×-81-163
技構成 :暗黒強打、インファイト、不意打ち、毒突き
非DMアタッカー。
黒バドレックスが気合いの襷を持っていることや火力が欲しかったことから拘り鉢巻を持たせている。
黒バドレックスが苦手とするポリゴン2やブラッキーといったゴースト技が半減、もしくは効果がない相手を崩すのに重宝した。
レジギガス
特性 :スロースタート
持ち物 :命の珠
性格補正:S↑ C↓
努力値 :A252 B4 S252
実数値 :185-212-131-×-130-167
技構成 :ギガインパクト、DDラリアット、10万馬力、ワイドガード
伝説ポケモン顔負けの種族値を誇り実質第2の伝説枠であり素早さ操作枠。
火力面は後述のマタドガスが場にいるかどうかが大きく影響するため不安要素がある。
そのためダイアースでマタドガスの耐久を上げるべきか、それともダイアタックやダイアークで後続の黒バドレックスが通せる状況を作るべきか見極めながら行動するようにしていた。
全体技持ちが環境に多いのでスロースタートが発動してもワイドガードで味方をサポートできたりもする。
スロースタートの残りターン数は天候やフィールドのように簡単に確認することができないのでしっかりと確認しておく必要がある。
マタドガス
特性 :化学変化ガス
持ち物 :シュカの実
性格補正:D↑ A↓
努力値 :H236 D252 S12
実数値 :171-×-140-105-134-82
技構成 :火炎放射、挑発、鬼火、守る
調整意図
S…S4振り60族抜き(オーロンゲ意識)
先制で壁を張ったり、後攻の尻尾(満腹のお香)を押しつけてきたりといった非常に厄介なオーロンゲへの対抗策として採用した。
プレイヤーによってレジギガスとマタドガスのどちらを先に狙うのか異なるため守るの択が非常に難しかったが刺さる相手にはとことん刺さる。
レジギガスの他にも伝説枠であるバドレックスの人馬一体は化学変化ガスの対象外であることから相性が良い。
ガラルの姿にすることで黒バドレックスの苦手な悪タイプに強く出れるが、トップメタであろうザシアンの前で動かしにくくなるため原種の姿を採用。
当初はヘドロ爆弾を入れていたが、鋼タイプ(主にザシアン)に対して打点を持てて命中安定の火炎放射を入れた。
オーロンゲと同じ素早さ種族値のため素の状態で抜けるように素早さに多少振った。
選出パターン
選出1(基本選出 後発DM ver.)
先発:
後発:
選出2(基本選出 初手DM ver.)
先発:
後発:
困ったときはこのどちらかの選出をしていた。
基本的にはボルトロスをDMさせる。
黒バドレックスを先発で出していたらアストラルビットで後続の確定圏内まで削る、後発ならばアストラルビットで全抜きを狙える状態を作れるように意識していた。
vs (968パ)
選出1で対応。
ボルトロスをDMさせない例外の相手。
レジエレキをDMさせてダイサンダーとアストラルビットでミミッキュを集中砲火。
トリックルームを貼らせさえしなければ比較的有利。
選出3(入り、軸、などの特性依存のギミック入り等)
先発:
後発:+のどちらか1匹
特性を無効化しながらレジギガスのダイアタックやダイアークで相手を弱体化させて後続を通せるようにしていた。
vs
DM枠は天候に依存しがちの性能なため比較的有利だが運要素を絡めてきたり、ザシアンの単体性能の高さから油断はできない。
特に注意していたのは以下の2点。
・ザシアンの身代わり
いくら素早さを下げたり、特防を下げたとしても身代わりを残した状態で後続が出てしまうと殴り負けてしまう。そのためザシアンにダイアタックを打つことで身代わりをしていてもそれを壊しつつ素早さを下げて、次のターンに上からダイアースで縛れるようにしていた。
ダイアタックを打つ際に相手がダイアース読みで後続に引いた場合は交換先を倒せたり、倒せずとも致命傷を与えることができるので有利になりがち。
・フシギバナ+レジエレキ等素早さ種族値が100族以上の素早さ操作技持ち
単純に殴り合っては分が悪いと判断してフシギバナがレジギガスの上を取れるように素早さを操作して眠り粉でDMターンを枯らしてくる傾向の高い並び。そのためこのような場面ではレジギガスはダイウォールで様子見してマタドガスの挑発を入れるようにしていた。
vs(やなぎパ)
選出パターンが読めない相手。
トリックルームをされたり、上から眠り粉をされるのがきついので挑発が使えるドガスと素早さ操作のギガスの先発で殴り合う。
フシギバナ+ポリゴン2
→フシギバナにダイアタック、ポリゴン2に挑発を選択。
DM枠を削りつつトリックルームを確実に潰しにいく。
フシギバナ+トルネロス
→ダイウォールでレジギガスを守り、フシギバナに挑発。
この並びの場合は追い風かダイジェットでフシギバナの素早さを上げて、上から眠り粉をしてくる可能性が高かったので眠り粉からレジギガスを守るように立ち回っていた。
カイオーガ+トルネロス
→カイオーガにダイアタック、マタドガスは守る。
カイオーガはほぼDMをしてきてトルネロスの追い風からダイストリームを打ってくることがほとんど。
カイオーガが火力アップアイテムを持っていると雨が降らずともマタドガスはダイストリームを耐えないので守るを選択せざるを得ないが完全に択であるため一番投げられたくない。
その他
〈 没案 〉
ミミッキュ+ガオガエンの並びに対して黒バドレックスと並べて採用を考えていた。
威嚇によるAダウンを白いハーブで帳消しにして負けん気を発動できればボルトロスがHB特化のミミッキュを倒せると考えたが、白いハーブが発動しなかったため没となった。
※効果の処理順は以下の通り
①威嚇で攻撃が1段階下がる (Aー1)
②負けん気で攻撃が2段階上がる (A+1)
③白いハーブが不発
(Aが-になっていないため発動しない)
ちなみにレジエレキのエレキネット+イベルタルのイカサマに対しては強かった。
追い風下で気合いの襷持ちのレジエレキを倒せたり、ザシアンのインファイトや聖なる剣を襷無しでも耐えられるためエルフーンを入れていた際に一時的に連撃の型を採用していた。
しかし増えつつある晴れパ相手に天候を奪う手段がないのでメイン技の水流連打の威力が落ちてしまうという点から一撃の型に戻した。
〈 きつい相手 〉
ラプラスのキョダイセンリツを止める手段がなく、前のめりな構築のため壁ターンを受け切るということもできないので分が悪い。
これに強い晴れザシアンが増えているので絶滅してくれると個人的には助かる。
晴れパに入りがちなサポーター。
マタドガスで特性を消しても元々優先度が高いサイドチェンジが使えるためレジギガスのダイアタックが打ちにくい状況が生まれる。
影打ちが使えるのも厄介。
あとがき
ここまで記事をご覧いただきありがとうございました。
「自分のやりたいことを相手に押しつけて勝つ!」というスタンスを保ちつつ苦手な部分のケアもできていたので、黒バドレックス軸における自分なりの結論を見い出せたのではないかと思っていました。
(予選が始まる前までは)
黒バドレックスとギガスドガス自体は相性が良かったので興味のある方は試してみてください。
【剣盾冠・ダブル】疾風迅雷エレキビート
〈 目次 〉
構築経緯
基本選出決定まで
冠の雪原が解禁されてから色々と触れた中で一番自分に合っていると感じたのがレジエレキの初手ダイマックス(以降DM)による奇襲だった。
手助けによるサポートを受けたダイサンダーの破壊力は凄まじく、相手のゲームプランを一気に崩すことができる。
ただしこの並びは汎用性が高くて使用率も高いランドロスに対して何もできないためトリックルームで切り返してブリザポスで倒していたが、DMや奇襲の勢いを殺してしまう感じがした。
そこでサマヨールの枠を同じく火力強化ができて、尚且つレジエレキよりも早く狙いの的を相手のランドロスに渡せる悪戯心を持ったエルフーンへと変更することで初手の勢いのまま試合を進めていこうと考えた。
〈 狙いの的 とは 〉
この持ち物を持ったポケモンはタイプ相性による無効タイプが等倍で当たる。
(例)ランドロスにダイサンダーで攻撃する
A.本来の場合
①飛行タイプに電気技は効果抜群(威力2倍)
②地面タイプに電気技は効果がない
→ ダメージなし
B.ランドロスに狙いの的を持たせた場合
①飛行タイプに電気技は効果抜群(威力2倍)
②地面タイプに電気技は効果がない
等倍でダメージを受ける
→ 威力2倍のダメージを与える
なお避雷針などの特性による耐性は無効化できない。
〈 エルフーン の採用理由 〉
①手助けが使える
手助けの他にレジエレキの火力を補助する技として嘘泣きも上げられるがいクリアボディや悪タイプ、サイコフィールド下では効かない、猫騙しで止められる、物理アタッカーには全く恩恵がないため手助けの方が汎用性が高くて使いやすいと考えた。
②追い風が使える
今まではサマヨールがいることでトリックルーム展開の可能性が存在していた。そのため相手は安易に追い風を押しづらくなり、トリックルームもお見合いになりかねないと展開しにくい状態を作れていた。
しかしサマヨールが消えることで相手は追い風が打ちやすくなり、レジエレキが上を取られてしまう状況も生まれるため、こちらも追い風ができると殴り合いに負けにくくなると考えた。
トリックルームには弱くなってしまうが手助け+ダイサンダーでトリックルームを始動するポリゴン2、サマヨール、クレセリアを大抵倒せるので問題ない。
エルフーンと同じく悪戯心持ちで手助けが使えるヤミラミはトリックルーム下でも有効な先送りを覚えるがこの指止まれ等で吸われてしまう、ヤミラミが場にいないといけない、悪タイプやサイコフィールド下では効かないという点からエルフーンの方が扱いやすいと考えた。
裏のスイーパーは確定急所の専用技と先制技を持つ汎用性の高いアタッカーの悪ウーラオスと、悪ウーラオスが苦手なフェアリータイプに強くてライチュウ+ガラルファイヤーといったレジエレキでは突破できない並びにも強く出られるウツロイドに決めた。
補完枠について
基本選出の問題点はフシギバナ+コータスとこの指止まれ+トリックルームの大きく分けて2つである。
そこでダイアースをタイプ一致で打てる地面タイプでありながら炎技を半減、草技を等倍で受けられるガブリアス。猫騙しで怯まずに挑発ができるためトリックルームを阻止しやすく、たとえ阻止できなくても自身の耐久力とバークアウトによるデバフでトリックルームターンを枯らすことができるブラッキーを採用することで対策した。
構築
個体解説
レジエレキ
特性 :トランジスタ
持ち物 :命の玉
性格補正:C↑ A↓
努力値 :H28 B68 C252 S160
実数値 :159-×-79-167-70-240
技構成 :ライジングボルト、エレキネット、破壊光線、守る
H … 16n-1
HB … DM時に珠ダメージ+意地っ張りメタグロスのダイアース(130)確定耐え
C … 極振り
初手のDMで一気に相手のゲームプランを崩す切り込み隊長。
技構成はDM前提であるためダイサンダーを高火力で打てて、DMが切れてもエレキフィールド+相手が地面にいるという条件はつくもののダイサンダーと同じ火力が出せるライジングボルトとDM時の素早さ操作になる破壊光線を採用している。
特性 :悪戯心
持ち物 :狙いの的
性格補正:S↑ A↓
努力値 :H188 B4 C52 D12 S252
実数値 :159-×-106-104-97-184
技構成 :マジカルシャイン、追い風、手助け、すり替え
H … 16n-1
C … マジカルシャイン(ダブルダメージ)で無振りウーラオスを最低乱数以外1発(93.8%)
S … 最速
レジエレキの制圧力を上げつつ、後続のサポートも行う。
努力値配分はカ・エールさんの記事「領域展開エルフビート」に載っているものを参考にした。
すり替えは狙いの的ダイサンダーでランドロスを突破する以外にも以下のような使い方もあるため相手視点では見えない勝ち筋に繋がることもある。
①飛行タイプにガブリアスの地面技、鋼タイプにウツロイドの毒技を通すことができる
②相手のウツロイドのパワフルハーブを奪うことで1ターンの隙を作る
③相手の火力強化アイテムを奪うことで味方の受けるダメージを抑える
④レジエレキから命の玉を回収することで攻撃時のダメージで倒れるのを防ぐ
悩みの種で相手の特性を上書きしてしまえばレジエレキの一貫性を更に作りやすくできる。しかし悩みの種を打ちたい主な対象のライチュウと対面した場合猫騙しをされてしまいがちなので打たせてもらえない、そして技スペースが足りないということから採用していない。
悪ウーラオス
特性 :不可視の拳
持ち物 :気合いの襷
性格補正:S↑ C↓
努力値 :A252 B4 S252
実数値 :175-182-121-×-80-163
技構成 :暗黒強打、インファイト、不意打ち、守る
S … 最速
汎用性の高いアタッカー。
守るや見切りの択を潰せる特性に加えて、確定急所が狙える専用技と先制技を持つため終盤の詰めに重宝する。
ミラーが多発するため最速。
特性 :ビーストブースト
持ち物 :パワフルハーブ
性格補正:S↑ A↓
努力値 :H4 C252 S252
実数値 :185-×-67-179-151-170
技構成 :ヘドロ爆弾、メテオビーム、身代わり、守る
レジエレキとウーラオスが苦手な相手や並びに強いため採用した。
先発で荒らした後に裏から出すことでビーストブーストが狙いやすい。
身代わりはトリックルームターンやDMターンを枯らすのに重宝した。
努力値配分についてサマヨールのナイトヘッドで身代わりが割れないようにHPの実数値を204まで上げて身代わりのHPを51にしていたが、手助け+メテオビームでH252振りDMブリザポスを確定で倒せないためCS極振りにした。
なおメテオビームを大事な場面でしっかりと外してくれるこの構築における戦犯。
特性 :鮫肌
持ち物 :突撃チョッキ
性格補正:A↑ C↓
努力値 :H252 A164 B4 D84 S4
実数値 :215-188-116-×-116-123
技構成 :地団駄、ワイドブレイカー、岩雪崩、アイアンヘッド
A … H252振りコータスをダイアース(威力130)で高乱数1発(87.5%)
主にバナコーポリ2、避雷針入りの雨パにはDMアタッカー、ブリザポスのいないトリックルーム軸にはトリックルームターンを枯らすために採用している。
努力値配分は968(アイスレジェンド)さんの「センリツコントロール・フィナーレ」に載っているものを参考にしている。
ダイスチルで隣のポケモン(主にブラッキー)の物理耐久力も上げられるのでアイアンヘッドを採用した。
耐久と火力に割いているため従来よりも遅いという問題点はレジエレキのエレキネットやエルフーンの追い風でカバーしていた。
特性 :精神力
持ち物 :オボンの実
性格補正:B↑ A↓
努力値 :H252 B252 D4
実数値 :202-×-178-80-151-85
技構成 :イカサマ、バークアウト、挑発、手助け
トリックルーム展開の阻止とトリックルームターンやDMターンを枯らすのが主な役割。
エルフーン同様に手助けでダイサンダーの火力を上げて倒すのはもちろんだが、挑発でトリックルームを封じる、猫騙しに邪魔されずに集中砲火して気合いの襷をケアするなどトリックルーム展開の防ぎ方のバリエーションが多い。
あくまでブラッキーは詰め筋ではないこと、そしてレジエレキのダイサンダーと相性が悪いことから月の光や欠伸は採用していない。
選出パターン及び立ち回り
基本選出
先発:
後発:
次の3パターンを盤面に応じて使い分ける。
①エルフーンの手助け+レジエレキのダイサンダー
②エルフーンの狙いの的すり替え+レジエレキのダイサンダー
③エルフーンの追い風+レジエレキのエレキネットで素早さを操作して後続に繋げる
※ランドロス+猫騙しでエルフーンが集中される場合
ウーラオスを囮にしつつ、ダイジェットの素早さ上昇をダイアタックで帳消し。
次のターンにすり替え+ダイサンダーをランドロス方向に打って倒す。
狙いの的コンボが必要なく、スイッチトリルの可能性がある場合
もしくは猫騙し+トリックルーム(気合いの襷持ち)の場合
先発:
後発:
主にポリゴン2やサマヨールがいて、ランドロスがいないスタン系の構築への選出。
ポリゴン2に挑発を入れてトリックルームを阻止しながらレジエレキで一気に削っていく。
また猫騙し+トリックルーム(気合いの襷持ち)に対してはダイサンダーとイカサマを集中砲火して止めにいく。
vsフシギバナ+コータス+ポリゴン2
先発:
後発:の中から2匹
(レジエレキの優先順位は比較的低い)
ガブリアスのダイアースとブラッキーのバークアウトで殴り合いに強くして相手のDMターンとキョダイベンタツのスリップダメージのターンを枯らし、後発を通していく。
エルフーンはレジエレキに交代してウツロイドはダイロックで気合いの襷を貫通しながらライチュウを倒す。
猫騙しでエルフーンの動きを止めながらダイジェットで倒して、次のターンに素早さの上がったライチュウが上からほっぺすりすりをしてくるのが非常にきついのでそれに対応する動きとなっている。
しかしライチュウが突撃チョッキを持っていたり、隣のDMアタッカーにボルトチェンジをして弱点保険を発動されると殴り負けてしまうなど相手の持ち物や動きに依存するため安定しない。
この指止まれor怒りの粉+トリックルーム
①トリル始動がブリムオン、ツンデツンデの場合
先発:
後発:の中から2匹
(レジエレキの優先順位は比較的低い)
トリックルーム始動がブリムオンならばブラッキーのバークアウトとガブリアスの岩雪崩で相手2匹にダメージを与えながら相手の火力を削ぎつつ怯みを狙う。
ツンデツンデの場合はガブリアスのワイドブレイカーでツンデツンデの火力を削いでいく。
②トリル始動がサマヨール、ポリゴン2の場合
先発:
後発:
ブラッキーのバークアウトでダメージを与えながら相手の火力を削ぎ、ウツロイドは身代わりを貼る。ウツロイドの守ると身代わり、ブラッキーのデバフでトリックルームターンを枯らしていく。
隣にトゲキッスがいる場合はトリックルーム始動のポケモンに対してメテオビームと挑発を集中する。たとえ相手がこの指止まれやサイドチェンジをしてもトゲキッスを倒しつつ挑発が通るためトリックルーム展開を封じることができる。
戦績
ランクバトル シリーズ14
60勝 22敗 勝率:68.18%
メイン:37勝 15敗 最高1862 最終1739
サブ :23勝 7敗 最高1706 最終1706
Global Challenge 2021 Winter
28勝 17敗 勝率:62.22%
最高1714 最終1642
※1ロムのみ参加(サブロム参加し忘れた)
おまけ
〈採用に至らなかったポケモン〉
・ゴリランダー
スイーパー性能が高い。
しかしレジエレキのダイサンダーで貼ったエレキフィールドを貼り替えて火力を下げてしまったり、逆にレジエレキのダイサンダーによってグラススライダーが先制で打てなくなったりとかみ合わなかった。
〈苦手な相手〉
・エルフーン
互いに追い風をするだけならば問題ない。しかし同速勝負に負けて挑発をされたりトリックルームを貼られるときつい。
・ガブリアス
地面タイプは狙いの的を渡してレジエレキのダイサンダーで倒すのだが、狙いの的を渡しても電気技が半減のガブリアスは突破がかなり厳しい。
特性が鮫肌で触れるとダメージを受けるため悪ウーラオスの気合いの襷が潰されてしまうのも厄介。
・レジギガス+マタドガス
レジエレキの火力は特性に依存しているため特性を封じてくるこの並びには基本選出が通じず、ガブリアスで抗うもののマタドガスがシュカの実を持っていることが多いため一撃で倒せずレジギガスを止めれない。
※グロチャレで3戦中全敗
〈使っていて気になった点〉
・エルフーンではなくヤミラミだった???
素早さ操作のしやすさという点からエルフーンを採用したが猫騙し+ランドロスのダイジェットに対してウーラオスを犠牲にして次のターンに狙いの的をすり替えて突破しないといけない。
それに比べてゴーストダイプのヤミラミは猫騙しをされることがなく初動から狙いの的ギミックを狙えるのでランドロスの突破を優先するならばヤミラミを採用するのはありかもしれない。
あとがき
ここまで記事をご覧いただきありがとうございました。
狙いの的を相手に押しつけて本来ダメージが効かない相手に不意の一撃を与えるという戦法は過去作でも考えたことはありましたがメガストーンやZクリスタルといった特殊アイテムにはすり替えやトリックが決まらないためあくまでネタ程度にしかなりませんでした。
しかし今作はそれらが存在しないためかなり実用的になったと感じました。
自分のプレイスタイルに合っていたこと、そして二つの奇襲を武器とした初見殺し要素のある構築なだけあって自身初の最終2桁も目前でした。
残念ながらその後にずるずると溶かしてしまい最終2桁にはなれなかったものの構築のコンセプト自体は好感触だったので全国大会や世界大会が現在のルールで行われるならばもう少し煮詰めていきたいところです。
(正直コロナが収束する気配がないので行われるのさ怪しい…)
質問等があればこの記事のコメント欄もしくはTwitter垢(@ankou_0818)まで気軽にお声かけください。
【剣盾冠・ダブル】没構築・ピカトルネ
< 目次 >
やりたかったこと
負けん気トルネロスを使って勝ちたい。
負けん気トルネロスについて
過去には飛行ジュエルを持たせてアクロバットをするのが強く、現在でも攻撃種族値115、素早さ種族値111と負けん気持ちの中でも高スペックを誇り、ダイジェットをタイプ一致で打てる。
しかし対をなすボルトロスは種族値が同じでありながらダイジェットを半減で受けられるという点からトルネロスを使うくらいならボルトロスで良い。
ではトルネロスがボルトロスに勝るものはなにかというと奇襲性能の高さである。
現在トルネロスは悪戯心による先制追い風、睨み付ける、雨乞いによるサポートが主流である。そのためダイマックス(以降DM)するという選択肢は抜けることが多く、猫騙しが飛んできたり、負けん気を発動させてしまうのではないかと考えた。
補完枠について
まず始めにトルネロス+メタグロスという追い風を展開してぶん回すで弱点保険を発動させるメジャーな並びを偽装してみた。しかし予想以上にひどかったので即解散した。
負けん気トルネロス使ったら5桁まで下がった
— あん (@ankou_0818) 2020年12月29日
ここで気づいたのはただ偽装するだけでは劣化にしかならないということ、そしてレジエレキを始めとする電気タイプがあまりにも辛いという2点だった。
そこでトルネロスへの電気技を守れる避雷針枠が欲しかった。
候補として真っ先に上がったのは
しかしライチュウやトゲデマルは火力面が乏しく、ドサイドンはダイジェットを1回積んでも遅い。
どこかに火力もあって、素早さもそれなりにあって、DMしてもおかしくないポケモンはいないかな…
ピカチュウは電気玉を持たせると火力面もそれなりにあり、相手全体を麻痺にするというキョダイマックスが存在する。
そのため相手視点では先制追い風からのキョダイバンライで麻痺を狙ってくると見えるため、猫騙しがDMするトルネロスに飛んでくるというアドバンテージを取れたり、キョダイバンライを透かすためにランドロスを出してきてトルネロスの負けん気を発動しやすいのではないかと考えた。
構築
個別解説
トルネロス
まさかのDMアタッカー。
火力面が物足りないがカミツルギやアローラキュウコンが面倒だったので最速。
ピカチュウ
トルネロスの相方。
新年早々に配信されたことがきっかけで存在に気づいた。
当初は特殊型で採用していたが雷は命中率が悪く、10万ボルトは火力足りない。そこでボルテッカーが使える物理型を採用。
トルネロスのダイナックルでAが1段階上昇したボルテッカーでDMしたテッカグヤを粉砕したりと予想以上の活躍をしてくれた。
反動ダメ痛すぎ問題 pic.twitter.com/S7DXjSTV6U
— あん (@ankou_0818) 2021年1月1日
じゃれつくは打つ機会が全くなかったので後続に繋げられるほっぺすりすりやランドロスの地震から身を守るための守るに変えた方が良いと感じた。
ランドロス
後発から出すスイーパー①。
トルネロスやヒートロトムと並べて地震を打つのが主な役割。
ダイジェットや追い風で鉢巻ランドロスの素早さを上げて地震をひたすら通すという動きが非常に強かった。
レジドラゴ
後発から出すスイーパー②。
トルネロスのダイジェットや追い風による素早さ操作とダイアークによる火力補助を受けながらドラゴンエナジーで粉砕していく。
ランドロスと並べることがたまにあるため守れるように拘り眼鏡ではなく竜の牙を持たせた。
ヒートロトム
スイーパーの補助役。
ランドロスの地震が効かない飛行タイプに対して電気技で弱点を突けて、レジドラゴが苦手なフェアリータイプに強い。おまけに地震で巻き込まれない。
モロバレル
申し訳程度のトリックルーム対策。
トルネロスと並ぶことが多かったので最遅ではなく、最速にしている。
選出パターン
・基本選出
先発:+
後発:or+
猫騙し+ダイジェットでエルフーンやトルネロスの追い風展開を潰したり、ダイジェットやダイナックルからのボルテッカーで奇襲をする。
ピカチュウが倒れたらランドロスやレジドラゴを出してダイジェットで素早さを上げながら高火力の全体技を通していく。
・vsバナコーポリ2
先発:+
後発:or+
トルネロスのダイナックルとモロバレルのキノコの胞子をポリゴン2に集中してトリックルーム展開を一時的に防ぎながらポリゴン2を突破できる状態を作る。
DMターンが切れる前にダイジェットを2回積んでフシギバナが葉緑素を発動しても上を取れる状態を作っておきたい。
・天候パ(砂パ、雨パ)
先発:+
後発:or+
モロバレルの怒りの粉でトルネロスを守りながら追い風を展開していき、トルネロス+ランドロスかレジドラゴの並びを作る。
・vsこの指+トリル
先発:+
後発:+
トリル展開を止められないのでモロバレルのキノコの胞子で相手をどんどん眠らせてトリックルームターンを稼ぐ。
戦績
66戦中42勝24敗(勝率:63.6%)
※2ロムの合計
問題点
トルネロスが覚える物理の飛行技が条件次第では高火力を出せるがDM技の威力が低いアクロバットと溜めが入る空を飛ぶしかなく、消去法で空を飛ぶを採用したがトルネロスが非DM時にあまりにも使いづらい。
ブレイブバードかダブルウィングは欲しかった。
この他にもトリルへの対策がモロバレル頼りとかなり甘く、防塵ゴーグル持ちのトリル始動要員やこの指止まれ要員、ブリムオンのトリル展開を防げず良いようにやられた。
(全体的に脆いのでトリルターンを受け切るのが難しい。)
カ・エールさんの公開していた構築のように挑発や身代わりなど複数のトリル展開へのメタを張っていかないとトリルパの多い現在の環境では勝ちきれないと感じた。
あとがき
ここまでご覧いただきありがとうございました。
構築が完成したときはマスターボール級すら行けなそうと思っていましたが、蓋を開けてみればそれなりの勝率を維持できたので個人的には満足しています。
スーパボール級からマスターボール級までの8戦をトルネロスの努力値を全く振らずに戦っていました。今後はそのようなことが無いよう対戦前に確認しようと思います。
なんかおかしいなとずっと思ってました pic.twitter.com/BG4Jgkodly
— あん (@ankou_0818) 2021年1月1日
【剣盾冠・竜王戦2020】バドミミクレセ
< 目次 >
構築経緯
〈 始めに 〉
竜王戦に参加するために8世代に入って全くやらなくなったシングルバトルの環境について調べることから始めた。
しかしピントレンズ+ブレイズキックガオガエンや地震ハピナス、サンの実プレッシャーアーマーガアなど一般人の自分には到底理解できない魔境と化していたので下手にサイクル戦をしても8世代のシングルバトルの知識がない自分には分が悪い。
そこで機械的な立ち回りのみで勝てる構築を作ることにした。
※謎過ぎる型の文字に該当の動画のリンクを貼ってるので気になる方はご覧ください。
〈 コンセプト決定まで 〉
素早さが他の禁止伝説に比べて遅いものの攻守ともに優れた種族値を持ち、同じ8世代の伝説ポケモンでありながらザシアン、ザマゼンタ、ムゲンダイナとは異なり、ダイマックス(以降DM)も使える白バドレックスを軸とすることに決めた。
白バドレックスはダブルバトルだとフェローチェのスピードスワップで素早さの低さを補い、H100 A165 B150 C85 D130 S151 合計種族値781という比の打ち所がない最強ポケモンを作り出すことができるためDMせずとも白バドレックスを一撃で倒せるザシアンを上から倒すことができる。
781族の化物が完成
— あん (@ankou_0818) October 27, 2020
( 素早さ : 50 → 151) pic.twitter.com/sGPGpc0PC0
しかしシングルバトルではそのようなコンボができないため高い攻撃力と耐久力を活かした先発からのDMで相手に負荷をかけて、クレセリアのトリックルームからの三日月の舞による2回目の攻撃で仕留めきるという昔懐かしのメガヘラクロス+クレセリア(通称ヘラクレセ)のような立ち回りで素早さの低さを補うことにした。
当然ではあるがバドレックスのDMによる奇襲からトリックルーム三日月の舞を展開するにあたりクレセリアに一度引く必要がある。白バドレックスから直接クレセリアに交代しても一般ポケモンの攻撃であれば自慢の耐久力で安定してトリックルームを貼れるのだが、伝説ポケモンやDMしたポケモンが相手だとそう上手くはいかないのではないかと考えている。
そこで相手のDMターンを簡単に枯らせるイバンの実を持った身代わり堪えるミミッキュを挟んでクレセリアを死に出しすれば安定してトリックルームを展開できると考えた。
〈 補完枠決定まで 〉
この3匹と相性の良いポケモンが中々思いつかなかったため強そうな3匹を適当に入れて11月17日に行われた仲間大会に参加した。
プレイングミスによる敗北はあったものの白バドレックス、クレセリア、ミミッキュという並びは普段シングルバトルをやらない自分でも安定して勝てる強い並びだと確信した。
7戦中 5勝 2敗(勝率:71.4%)
しかし対戦をしていて後発からエースバーンが来たときの受け先がいないことに気づいたのでエースバーンを受けられるポケモンとしてガオガエンを選ぶことにした。ガオガエンは炎技が半減で威嚇持ち、そしてダイナックルやダイジェットを誘わせて命中安定の嫉妬の炎で火傷を狙える。更に下から捨て台詞を打つことで相手を弱体化させながらクレセリアを無償降臨させることもできるので第2のクッション役として最適だと考えた。
またミミッキュを最遅個体で使っていたもののそれが活きることはなく、上から身代わりを連打できた方が強いと考えて最速個体へ変更。
この4匹と強そうな2匹を適当に入れて11月19日に行われた仲間大会に参加したところ思惑通りガオガエンが活躍してミミッキュの化けの皮を無視して攻撃してくるキョダイエースバーンやゼクロム、レシラム相手にも安定して勝つことができた。
睡魔に襲われていたため約1時間のみの参加となったが100人を超える規模の仲間大会で8位と納得のいく結果となった。
4戦中 4勝 0敗(勝率:100.0%)
しかし参加者のアーカイブで見た弱点保険日食ネクロズマの処理ルートが見つからないという致命的な欠点に気づいた。なるべく基本選出を崩したくなかったのでミミッキュに入れていたが活躍の機会がなかった呪いを道連れに変更してDMターンを枯らしてから道連れで相打ちを狙うことにした。
※メテオドライブは化けの皮を貫通する技だがDMしてダイスチルに変化すると化けの皮を貫通できなくなるため容易に受け出しが可能である。
またフレ戦をしているうちに鉄壁アーマーガアやエアームド、火炎玉ミロカロスに対して白バドレックスが押し切れないという事実が発覚した。そこでこれらを起点にしてTODを狙えて、徐々に増えてきた受けループのサイクルも崩せる影踏みゴチルゼルを入れることにした。
残り1枠はソルガレオ対策。イベルタルが注目されてるため仲間大会やフレ戦でもほとんど見たことがなく、予選でも使用率は少ないと考えている。しかし威嚇や捨て台詞で能力を下げられず、ダイスチルで物理耐久力を上げられるポケモンのため、白バドレックスが対面で勝てず日食ネクロズマのようにミミッキュの身代わり連打でDMターンを枯らしてそのまま道連れするという動きも通用しないため何かしらの対策をしておきたいと考えていた。厳密にはDMした白バドレックスで1発で耐えて、残り2発をミミッキュの化けの皮+堪えるで防ぎイバンの実を発動させることで道連れを狙えるが、白バドレックスのHPに余裕がないとその動きができない。
そこでアーマーガアやエアームドを入れて受けようと考えていたがフレアドライブやワイルドボルトを覚えるため倒されてしまう。
そんなときにたまたま相手の手持ちにいたヌオーが気になった。ヌオーはタイプ一致の鋼技、サブ技の炎、電気技を半減以下で受けられて、ダイナックルを打たれたとしても特性の天然により能力上昇を無視してダメージ計算することができる。さらにカウンターを使えるため単体で突破することも可能なのでソルガレオを相手にした場合の白バドレックスの引き先として優秀だと感じて入れることにした。
構築
個体解説
白バドレックス
特性:人馬一体(緊張感+白の嘶き)
持ち物:ラムの実
性格補正:A↑ C↓
努力値:H252 A252 D4
実数値:207-238-170-×-151-70
技構成:ブリザードランス、10万馬力、インファイト、ヘビーボンバー
S … 無振り47族抜き(カバルドン意識)
冠の雪原で新たに登場した伝説ポケモンで愛馬に乗ることで性能が一気に強化される。世間ではエゴサポケモンという愛称で親しまれているらしい。
専用特性の人馬一体は通常のバドレックスと乗っているポケモンの特性を同時に使えるという今までの常識を覆した効果を持っている。回復実、半減実、イバンの実などを考慮せずにビーストブーストを狙うことができるので突破力は凄まじい。
DM時に相手の欠伸や鬼火を受けると突破力が一気に下がるためラムの実を持たせた。
技構成についてはタイプ一致で打てる威力130で命中安定のブリザードランス、氷技の通りが悪い炎、鋼タイプへの打点とダイアースの媒体になる10万馬力、ナットレイなどのように守るを挟んでDMターンを枯らしにくる相手に対して火力を強化できるダイナックルの媒体になるインファイト、物理耐久を上げられるダイスチルを打つためのヘビーボンバーとなっている。
余談だがブリザポスか覚えないトリックルームをこのポケモンは覚えるため自己完結するのだがトリックルームをしてる間に致命傷を負いかねない。そのためアタッカーとして採用する場合はわざわざこのポケモンにトリックルームを採用する必要はないと考えている。
ミミッキュ
特性:化けの皮
持ち物:イバンの実
性格補正:S↑ C↓
努力値:H4 A252 S252
実数値:132-141-100-×-125-162
技構成:ゴーストタイプ、身代わり、堪える、道連れ
専用特性の化けの皮による行動保証でステルスロックを気にしなくて良いクッション役。
相手のDMターンや天候、フィールドのターンを上を取っていれば身代わり連打、上を取られているならば堪えるからのイバンの実ゴーストタイプで枯らしていきクレセリアに繋げるのが主な仕事ではあるが、日食ネクロズマなど白バドレックスでは処理が厳しい相手には道連れを決めていく。
ガラル御三家の他にソルガレオ、ルナアーラ、日食ネクロズマ、月食ネクロズマ、ゼクロム、レシラム、ブラックキュレム、ホワイトキュレムなど化けの皮を無視して攻撃してくる相手が多い環境ではあったものの十分に活躍してくれた。
クレセリア
特性:浮遊
持ち物:ナモの実
性格補正:D↑ S↓
努力値:H252 B140 D116
実数値:227-×-158-95-181-81(S個体値 0)
技構成:ムーンフォース、月の光、三日月の舞、トリックルーム
HB … 意地っ張り悪ウーラオスの鉢巻暗黒強打をナモの実込みで確定耐え
HD … 臆病黒バドレックスのダイホロウ(アストラルビット)確定耐え、臆病イベルタルの珠ダイアーク(悪の波動)をナモの実込みで確定耐え
持ち前の耐久力を活かしてトリックルームからの三日月の舞で白バドレックスを全回復させるのが仕事。
弱点を突かれない限り一発で落とされることはほぼないためクレセリアの弱点を突けて使用率の高そうな悪ウーラオス、イベルタル、黒バドレックスに焦点を絞って耐久に振ることにした。黒バドレックスは緊張感を持っておりゴースト技を半減にするカシブの実が発動しないため木の実に頼らずに耐えられるようにして、残りを悪技を半減にできるナモの実でカバーすることにした。
技構成はトリックルーム、三日月の舞の他にクレセリア単体でも相手のDMターンを受け流せるようにするための月の光、ダメージを少しでも与えたいときのために無効にされない打点としてムーンフォースを入れている。
ガオガエン
特性:威嚇
持ち物:アッキの実
性格補正:D↑ S↓
努力値:H252 B44 D212
実数値:202-138-112-101-151-72(S個体値 31)
技構成:DDラリアット、嫉妬の炎、捨て台詞、鬼火
HB … 意地っ張りエースバーンの珠キョダイカキュウ+ダイナックル(飛び膝蹴り)を威嚇+アッキの実発動で確定耐え
HD … 臆病黒バドレックスのダイアース(マッドショット)を確定耐え、臆病ルナアーラのC+1メテオビームを確定耐え
S … 無振り50族抜き(白バドレックス意識)
2匹目のクッション役。ミミッキュの化けの皮を無視して攻撃できるガラル御三家と伝説ポケモンのほとんどのメイン技を半減で受けられる威嚇持ち。特に汎用性が高く、一般ポケモンの中でもDMする可能性の高いエースバーンに焦点を当てている。
持ち物は白バドレックスに飛んでくるキョダイカキュウとガオガエンの弱点を突けるダイナックルを耐えて嫉妬の炎で火傷を狙いたいためアッキの実を持たせた。
技構成は嫉妬の炎の他に相手の火力を下げながらクレセリアのトリックルーム展開を狙ったり、ゴチルゼルでロックすることができる捨て台詞、弱点保険を発動させずに火傷にできる鬼火、安定してダメージを与えられるDDラリアットとなっている。
嫉妬の炎のダメージ量をなるべく上げつつ、相手のメタモンが白バドレックスをコピーしてDMしてきた際に上から捨て台詞で火力を下げながらダイアースやダイナックルをクレセリアで受けたかったため素早さに下降補正をかけているものの個体値は31にしている。
ゴチルゼル
特性:影踏み
持ち物:拘りスカーフ
性格補正:B↑ A↓
努力値:H236 B252 D20
実数値:175-×-161-115-133-85
技構成:アシストパワー、コスモパワー、眠る、トリック
H...16n-1(砂、霰ダメージ等最小限)
鉄壁ボディプレアーマーガアやエアームド、火炎玉ミロカロス、受けループ対策。
役割対象に対して挑発でほとんど機能停止にすることができる。しかしそれは相手よりも早く動ける場合の話でありアーマーガアやエアームドにダイジェットで上を取られてしまうと挑発が切れた次のターンに隙ができてしまう。そのためトリックで拘りスカーフを渡して技を固定させてしまえば余裕を持って受け切ることができてTODに持ち込めると考えた。
技構成はトリックの他に耐久力を上げるコスモパワー、コスモパワーによる積みを最大限に活かせる攻撃技のアシストパワー、体力を回復させる眠るとなっている。
拘りアイテムを持っているため初手で必ずトリックをしないといけないので立ち回りは少し窮屈となってしまうが、選出するのが受けループ限定のためあまり気にならなかった。
ヌオー
特性:天然
持ち物:食べ残し
性格補正:B↑ A↓
努力値:H252 B252 D4
実数値:202-×-150-85-86-55
技構成:熱湯、カウンター、自己再生、蓄える
ソルガレオへの対抗策。
優秀な耐性とDM技による能力上昇を一切無視してダメージ計算を行うてんねんにより物理受けとして非常に優秀であり、このポケモンがいればガオガエンがいらないのではないかと思ったこともあった。しかし特殊耐久はそれほど高くないためまれに存在する特殊型のエースバーンやフォトンゲイザーを媒体とした日食ネクロズマのダイサイコで簡単に突破されてしまうのでソルガレオに重点を置くことにした。
技構成はタイプ一致で打てて相手を火傷にすることもできる熱湯、ソルガレオに大ダメージを与えられるカウンター、耐久力を上げることで詰め筋にもなる蓄えると自己再生となっている。
ソルガレオ使いと中々マッチングしなかったため実践練習が全然できず、深く考察できていなかったのが心残りである。
恥ずかしい話だが予選当日にザシアンに強いことが判明したw
選出パターンと立ち回り方
基本選出 及び 立ち回り
1.白バドレックスの初手DMで相手を倒す。
2.倒されかねないと判断したらミミッキュに引いてゴーストタイプで削りを入れて白バドレックスの圏内まで削る。白バドレックスでも倒せそうにない相手は道連れで処理する。
3.死に出しのクレセリアでトリックルームを展開して三日月の舞で退場。
4.全回復した白バドレックスで相手を潰し切る。
vsキョダイマックスエースバーン、レシラム、ゼクロム(特性無視系)
ミミッキュの化けの皮を無視されるためガオガエンをクッションにするがやることは基本選出のときと同じ。
※日食ネクロズマはDMすると特性を無視して攻撃できないため基本選出で対応が可能。
vsソルガレオ、ザシアン+エースバーン
ソルガレオはヌオーのカウンターで突破する。またザシアン単体であれば基本選出で対応可能だがミミッキュの化けの皮を無視して攻撃できるエースバーンがいる場合は分が悪いのでヌオーで受ける。それ以外は基本選出のときと同じ。
vs受けループ
+or
白バドレックスを先発に出すことで物理受けを誘い、ゴチルゼルでキャッチしてTODを狙う。
残り1枠は白バドレックスで全員突破が可能ならばクレセリア、そうでない場合はミミッキュを選出することでTODが狙えない場合に備える。
ザシアンに対してミミッキュが道連れを決めるには堪えるを挟む必要があるのだが明らかに不自然で警戒されがちだったのでザシアンがいる場合は取り巻きに対してほとんど役割を持てなくてもなるべくヌオーを選出すべきだったと反省している。
結果
最高レート 1697
最終レート 1633
※画像は12月13日の22時30分時点のもの
ミミッキュの化けの皮が残ってるのを忘れて堪えるや道連れをしたり、ゴーストタイプにかげふみが効かないのを忘れてたり、技を押し間違えたりとガバの連続で1700チャレンジを3回失敗して最終的には1600前半まで下がってしまった。
完全にプレイングが問題で、最低でも行きたいと思っていた1700に届かなかった。
またムゲンダイナ入りの受けループが全くいなかったため、ゴチルゼルが活躍する機会がほぼなかった。
あとがき
ここまでご覧いただきありがとうございました。
記事を見ていただいた方の中には「なんで白バドレックスなの?ブリザポスでよくない?」と思った方もいるかもしれません。
確かにブリザポスより若干種族値が高いけどやれることはほぼ変わりませんし、むしろエスパータイプが足を引っ張りがちです。
しかしブリザポスはタイプ一致で打てる氷技が外す可能性のある氷柱落としや威力が変動する氷柱針といった不安要素が多いのに対して、白バドレックスは命中率100%の高火力技を使えるため三日月の舞で全回復した後の2度目の攻撃をする際の安定感が桁違いだと感じています。
ラムの実を持たせたことも相まって素催眠や麻痺バクでDMターンを枯らされた、追加効果で状態異常を引いた、技を外した等の運要素を極力避けられたこと(なおイベルタルの悪の波動でクレセリアが2回+白バドレックスが1回怯んだり、先制の爪メタモンにくそゲーをしかけられたりはした)、そして基本的に機械的な立ち回りのみで済むため1日に何十戦も激闘をして心身ともに疲れるインターネット大会で使う構築としては悪くなかったのではないかと思います。
納得のいかない結果となってしまいましたが、竜王戦を通してシングルバトルならではの戦法を試せたり、目にした経験はダブルバトルでの新たな可能性に繋がるかもしれないので参加して良かったです。
余談ですがこの構築の名前は基本戦術のバドレックス→ミミッキュ→クレセリアという展開から来ていることに薄々気づいていたという方はいると思いますが、クレセリアから三日月の舞で白バドレックスに繋げるのでクレセで止まるのは正直違和感があります。
しかしこれには深い事情があるためやむなくバドミミクレセとなっています。
バドレックス→ミミッキュ→クレセリア→バドレックス
【剣盾冠・ダブル】ジュカイン入り湿原誓いパ
< 目次 >
構築完成まで
・コンセプト決定まで
冠の雪原配信によりジュカインがついにガラル地方にやってきたのでジュカインを使用した構築を作ることにした。
ジュカインは軽業弱点保険が使えるためダイマックス(以降DM)とも相性が良い。しかし尖った性能も無く、環境に刺さりの悪そうな草単タイプをDMエースとするのは気が引けたので、サポート寄りの運用を試みた。
そこで考えたのが誓いパである。
○○の誓い
炎・水・草の3種類が存在して、御三家とごく一部のポケモンだけが使える。
普段は威力80で追加効果なしの技だが、技を組み合わせることで威力150の追加効果ありの技へと変化する。
追加効果は以下の通り・草+炎の誓い
相手の場を4ターン焼け野原状態にする(毎ターン8分の1ダメージ)
・草+水の誓い
相手の場を4ターン湿原状態にする(素早さが4分の1)
・炎+水の誓い
自分の場に虹がかかる(追加効果発動率が2倍)
その他の仕様・技を打つタイミングは素早さが早い方(以降セッター)に依存して、セッターの行動の後に素早さの遅い方(以降アタッカー)の行動が割り込む。
・ダメージや攻撃の方向はアタッカーのステータスや行動に依存する。なおタイプ一致でダメージ計算が行われる。
・アタッカーが怯み等で行動できない場合は2匹とも動けないが、セッターが行動できなかった場合はアタッカーが従来の誓い技(威力80で追加効果なし)で攻撃できる。
・試行錯誤の様子
〈 湿原誓いver.1 〉
メガジュカインとアシレーヌの誓いで湿原を発生させてジャラランガのブレイジングソウルビートを決めるといった湿原誓い構築を7世代で使用していたのでそれを8世代版にアレンジすることにした。
ここで問題なのがエースアタッカーのジャラランガ枠。7世代では相手全体に攻撃しながら全能力を上昇させるといったぶっ壊れ技が使えたが、残念なことに8世代ではZ技が廃止されている。
この枠を補うのはやはりZ技に変わる8世代の新システムDMを有効活用できるエースアタッカーしかいない。そこで相手を倒すたびに上昇する能力が上昇するビーストブーストを持ち、破壊性能が抜群なカミツルギをジャラランガの代わりにすることにした。
カミツルギはジュカインのにらみつけるを活かせる物理アタッカーで、水の誓い枠をインテレオンにすることで水浸しで相手を水タイプに変更することで誰であろうとダイソウゲンで弱点を突けるためどちらと並んでもシナジーがある。
これに伴って水の誓い枠はインテレオンとなった。
2匹目のアタッカーはエースアタッカーであるカミツルギが苦手な炎タイプに強いウオノラゴンにした。ウオノラゴンの専用技エラがみは相手より先に攻撃すると威力が2倍になるという強力な技で相手の素早さを4分の1にする湿原との相性が非常に良い。
湿原誓いコンボは決まれば強いものの、相手に先に動かれて倒されると失敗するため妨害もされやすい。特に今作からは素早さ関係が変動するとそのターンから反映される仕様へと変更になったため相手に上から縛られるという状態が起こりやすい。またトリックルームとは分が悪い。
そこで妨害されやすい「先制追い風」「トリックルーム」に対して次のような対策を取るためにガラルマタドガスとジュラルドンが入った。
vs先制追い風
マタドガスの化学変化ガスにより追い風を先制で打てなくなるため、インテレオンの凍える風からのヘドロ爆弾で何もさせずに倒すことが可能。トルネロスまで意識するとマタドガスの持ち物は拘り眼鏡が必須となる。
疾風の翼で先制追い風ができるファイアローは素の素早さでインテレオンを勝っているため追い風始動を許してしまうがHP満タン時でないと先制で使えないためエルフーン、トルネロスに比べて使用率は低いと予想しておりそこまで対策しなくても良いと考えた。
vsトリックルーム
戦績
相棒自慢杯 5戦中 2勝 3敗(勝率:40.0%)
※相棒(ジュカイン)絶対選出という縛りあり
#ガラルダブル相棒自慢杯 マッチングしなくなったので撤退します
— あん (@ankou_0818) 2020年10月25日
使用構築は湿原誓いパ
ジュカインのにらみつけるやインテレオンの水浸しでカミツルギを通す構築でした pic.twitter.com/wFX4A8EC3R
この並びを使って気づいた点は2点。
・ジュカインより早い相手がいると勝てない。
・カミツルギのビーストブーストが発動してしまえばこちらのものだが、それまでにガオガエンやランドロスの威嚇サイクルで受けられると詰む。
〈 湿原誓い ver.2 〉
最大の問題点であったエースアタッカーの起動の遅さをカバーするためにカミツルギを威嚇が効かないメタグロスへと変更して、先発のどちらかが倒されたら地ならし弱点保険を狙えるようにすることにした。
これに伴って水の誓い枠をインテレオンからメタグロスより早くて地ならしのできるカメックスへ変更して、持ち物を奪われたジュラルドンを構築から外した。
次に湿原誓いが狙いづらい場合に対応するため別の素早さ操作が必要と考えた。ちょうどその頃ウツロイドの隣にガラルサンダーを置くことで苦手なランドロスを牽制しながらダイジェットとトリルの択を押しつけられるのが強いというツイートを見たので真似することにした。
それによって役割の薄いガラルマタドガスが外れた。
ウオノラゴンが刺さっていないのとクレセリアの突破がきつかったので悪ウーラオスに変更。
戦績
シャロン杯(第1回)5戦中 2勝 3敗(勝率:40.0%)
ランクマ 47戦中 28勝 19敗(勝率:59.5%)
この並びを使って気づいた点は2点。
・第2の素早さ操作としてアタッカーでありながらトリックルームが使えるポケモンは重宝する。
・カミツルギがきつい。
〈 湿原誓い ver.3 〉
相手の先制追い風に対してトリックルームで切り返したり、トリックルーム返しができるので素早いトリックルーム使いの使用感はとても良かった。
しかしトリックルーム返しはリスクもあるためトリックルームの他に封印も一緒に使えるポケモンが良いと考えてウツロイドをガラルフリーザーへ変更。
ウツロイドがいなくなったことで処理が大変になったカプレヒレ、そして前からきつかったカミツルギの対策として火炎放射とパワーウィップを搭載した両刀ギャラドス。電気技の通りが良すぎてレジエレキで壊滅しかねない点のカバー、トリックルーム展開時のアタッカーとしても使えるアローラガラガラを入れて、役割の薄かった悪ウーラオス、ガラルサンダーを外した。
戦績
ランクマ 13戦中 10勝 3敗(勝率:76.9%)
この並びを使って気づいた点は3点
・裏選出のチグハグ感が凄く、よくわからないが気づいたら勝ったという後味の悪さ。
・DMしない弱点保険メタグロスは弱い。
・ガラルフリーザーのトリル封印はバレバレだし、あまり強さを感じなかった。
〈 湿原誓い ver.4 〉
トリル封印がバレバレで、悪タイプ相手に強く出れなくて思っていたより活躍しなかったガラルフリーザーと裏選出の場合DMを切らないことの方が多いため非常に使いづらかったメタグロスを外した。
トリル封印が使えるポケモンを探していた中で異彩を放っていたのがエルレイドだった。トリル封印ができるポケモンの中では珍しい物理型で、悪タイプで止まらない。そのためドラパルトと並べてダイホロウビート、正義の心+袋叩きと見せかけて相手に追い風を誘発させてトリックルームを展開するという動きもできるので中々良さそうだと考えた。
カプレヒレの処理がパワーウィップと安定性に欠けるのでカミツルギに変更。
カメックスの採用理由である地ならし弱点保険ギミックが構築から消えていたので水の誓いが使えるポケモンの中で最も火力を出せてトリックルーム下でも使いやすいアシレーヌに変更 。
構築
使用個体
ジュカイン(二つ名:きらめくおもいでの)
特性:軽業
持ち物:白いハーブ
性格補正:S↑ A↓
努力値:H4 C252 S252
実数値:145-×-86-134-105-189
技構成:草の誓い、睨み付ける
ファストガード、悩みの種
※白いハーブはレジエレキのエレキネット対策として入れていたがランドロスの威嚇で軽業が発動するためスカーフ蜻蛉返りに怯える必要もなくなった
特性:潤いボイス
持ち物:ソクノの実
性格補正:C↑ A↓
努力値:H252 C36 D220
実数値:187-×-94-166-164-80
技構成:水の誓い、ハイパーボイス
ムーンフォース、守る
HD…ソクノ込みで控えめレジエレキの珠ダイサンダー(ライジングボルト)を確定耐え
エルレイド
特性:正義の心
持ち物:気合いの襷
性格補正:S↑ C↓
努力値:A252 B4 S252
実数値:143-177-86-×-135-145
技構成:インファイト、手助け
トリックルーム、封印
ドラパルト
特性:クリアボディ
持ち物:命の玉
性格補正:S↑ C↓
努力値:A252 B4 S252
実数値:163-172-96-×-95-252
技構成:ドラゴンアロー、ゴーストダイブ
空を飛ぶ、守る
特性:石頭
持ち物:太い骨
性格補正:A↑ C↓
努力値:H220 A252 S36
実数値:163-145-130-×-100-70
技構成:フレアドライブ、シャドーボーン
骨ブーメラン、守る
S…湿原下で最速200族抜き(レジエレキ意識)
※DMせずに殴ることがある、電気技の通りがそこまで良くないため避雷針ではない
特性:ビーストブースト
持ち物:突撃チョッキ
性格補正:S↑ C↓
努力値:H4 A60 B4 D252 S188
実数値:135-209-152-×-83-168
技構成:リーフブレード、スマートホーン
聖なる剣、ギガインパクト
S…最速100族抜き(レジギガス意識)
選出パターン
相手に素早さ操作がない場合
相手がこちらの素早さを下げてくる場合
先発:
後発:
誓いをしっかり当てて湿原を発生させて裏のアタッカーで上から殴る。
相手にジュカインより早いポケモンがいる場合
相手が先制追い風をしてくる場合
相手がトリックルームを狙う場合
先発:
後発:から2匹
vs先制追い風、ダイジェット
→エルレイドでトリックルームを展開し、アローラガラガラを軸に攻める
vsトリックルーム
→エルレイドの封印とドラパルトの手助けダイホロウを使い分けて攻める
戦績
ランクマ
106戦中 70勝 36敗(勝率:66.03%)
最終レート メイン:1820 サブ:1814
問題点と今後に向けて
この構築の問題点は以下の2点。
1.誓い選出がほとんど出せない
誓い選出をする相手を絞った結果、選出したときは誓いコンボがほぼ決まり勝率も高い。しかし大半の試合は裏選出を出さざるを得ない状態となってしまった。
2.ダイジェットを打たれているだけで負ける
これは裏選出における最大の問題点。追い風やダイジェットはエルレイドのトリックルームで切り返すことにしているのだが飛行技が弱点であるため標的にされがちで、集中砲火を受けてトリックルームができないといったことがよくあった。ドラパルトもダイジェットをすることもできるがタイプ不一致のためダメージレースで負けてしまう。
これらの問題点を解決するために一番必要なのはジュカインに気合いの襷を持たせて湿原誓い選出の汎用性を上げることなのかもしれない。(裏選出にかなりの負担がかかっているため)
しかしその場合今までは餌だったレジエレキのエレキネットに屈することになったり、トリックルームや追い風の対策だったエルレイドが使いづらくなってしまうという新たな問題点が出てきてしまう。
そこで誓いが決めれない場合にDMも可能な型のレジエレキとサマヨールの上から高火力の電気技を押しつけたりトリックルーム展開もできる並びにして、トリックルームや湿原を活かしたアタッカーとして少しSに振ったブリザポスを添えるのが良いのではないかと考えている。
ランクマ終盤にこの3匹と汎用性の高いポケモンを適当に入れて何十戦か潜ったが、お見合いとなり相手にトリックルーム展開をさせづらくできるためレジエレキの奇襲が決まりやすかった。
あくまで現時点での憶測であるため来月のランクマで実践してみたい。(最終的にジュカインが抜けないことを祈る。)
あとがき
ここまで閲覧していただきありがとうございました。
まだ納得のいく形とはなっていませんが1ヶ月間の結果報告と同じくジュカインを使いたいと思ってる方のヒントになるかも知れないと思って書きました。
ポケモンという作品に触れて初めて手にした大事なポケモンと長い時を経て共に戦えるようになったのは嬉しく、初心に戻ってポケモンバトルを楽しむことができました。今後も試行錯誤を繰り返して納得のいくジュカイン構築を作りたいと思います。
皆さんはお気づきだったでしょうか?
なんとこの構築はホウエン地方の主人公とライバルポジションであるミツル、それぞれのパートナーポケモンが背中を預けていたのだ!
(記事を書いている最中に気づきました)
【剣盾鎧・バトルレジェンド】機械仕掛けの炎水融合
< 目次 >
構築完成まで
マギアナに至るまで
1.ミュウツー軸
(使用期間:10/1~10/4)
伝説戦は普段以上の高火力技が飛び交うため、相手の攻撃を受け流すよりも自分のやりたいことを押しつけるという動きの方が良さそうだと考えた。そこで高火力の範囲技であるワイドフォースを拘り眼鏡ミュウツーで連打したいと思って作成。
ミュウツー+イエッサンで場を荒らして後発のドラパルトと悪ウーラオスで押し切る、もしくはドラパルト+イエッサンで竜舞を積み、ダイホロウで相手の防御が下がったところをサイコブレイクや暗黒強打で倒していく。
しかしザシアン、ソルガレオ、ルナアーラ、(日月)ネクロズマ、悪ウーラオス、ガオガエンとワイドフォースの通りがあまりに悪かったため解散。
当然のことではあるが環境に合わないことを押しつけても勝てるわけがないのだと再認識した。
2.ザマゼンタ軸
(使用期間:10/3~10/4)
ザマゼンタの遠吠えで味方をサポートしながら自身も強化して巨獣弾で攻撃する動きが強そうと作成。
能力を下げられないドラパルトやソルガレオに弱点を突けるエースバーンの隣で遠吠えをして火力アップを狙っていく。
しかしザシアンやソルガレオ対策として晴れパが増えてきてザマゼンタが使いづらくなったため解散。
盾を捨てれば格闘単タイプになるため晴れパに対する問題点は解決できるが巨獣弾が使えないのは痛い。
3.ソルガレオ軸
(使用期間:10/4~10/6)
ザマゼンタ軸の解散理由である晴れパが増えてきたことを逆手に取ろうと考えて作成。
ソルガレオに対する炎タイプの技をリオルの悪戯心による雨乞いで弱体化させて弱点保険を発動させる。弱点保険を発動できそうにない場合はコーチングで能力を上げたり、スカーフ型破りドリュウズの地ならしで保険詐欺を狙う。スカーフ型破りドリュウズの地ならしはクリアボディドラパルトの素早さも下げられるため初見殺し性能は高かった。
雨+鋼タイプのシナジーが良かったもののソルガレオが伝説ポケモンの中では攻撃の種族値がそれほど高くないにも関わらずダイナックルを打つ以外自身で火力を強化できないという問題点をカバーするためにサポート枠が多くなったりと迷走したので一度崩すことにした。
4.マギアナ軸
(使用期間:10/7~)
ソルガレオ軸を通して感触の良かった雨+鋼タイプの形は継続で、相手に依存せずに火力を強化できる方法を模索した結果辿り着いたのがマギアナだった。
一般枠決定まで
ソルガレオ軸とは大きく異なってリオルでコーチングをする必要が無く、炎技を誘って弱点保険を発動させる必要も無い。そのため場に出たときに雨を降らせるニョロトノと雨エースのキングドラで炎タイプを倒してからマギアナを通していくことにした。
トリルエースはバトルレジェンド環境で通りの良い炎タイプの強力な全体技が使えるコータスにした。マギアナのフェアリー技とコータスの炎技は攻撃の相性補完が良く、唯一どちらも半減で受けられる炎タイプはニョロトノとキングドラで対処が可能。
この指止まれが使えるポケモンを隣に置いてマギアナがトリックルームを展開するという動きが非常に強力なので猫騙しを防げるイエッサンを入れた。命懸けでも同じようなことができるし、上手く決まればソウルハートが2回発動するがダイマックス(以降DM)というシステムのせいで使いづらさを感じたので安定性を取ることにした。
ここまではすぐに決まったものの残り1枠は悩んだ。
ポリゴン2
〈 採用理由 〉
①トリックルーム始動2枠目。
②マギアナのダイスチルで防御を硬くして詰めに使う。
〈 結果 〉
どれほど硬くしようと悪ウーラオスの暗黒強打で半分近く削られるので1vs2の状態を作られると受けきれないことがあった。
そもそも詰ませる場合は急所に怯え続けなくてはならない。そして大事な場面で急所を引かれやすいため相手を詰ませるよりも潰し切る方が性に合っている。
〈 採用理由 〉
①トリックルームアタッカー。
②先制技持ちのため非トリックルーム時でも仕事ができる。
〈 結果 〉
それほど悪くなかったが目立った活躍もなかった。
ゴリランダー
〈 採用理由 〉
①ミロカロス、トリトドンが辛かった。
②(条件付きだが)強力な先制技を持ち、スイーパーとして優秀。
〈 結果 〉
マギアナがダイフェアリーを打ちづらくなる場面がまれにあるという欠点はあったものの、高耐久水ポケモンの処理が楽になった。また猫騙しで2度目のトリックルーム展開も狙いやすくなったといった構築に対するメリットの方が多く好印象だった。
というわけで最後の1匹はゴリランダーとなった。
構築
育成済みの個体にガラルチャンピオンリボンをつけるためにトーナメントに参加したため一部のポケモンのレベルがあまりに中途半端になってしまった。
個体解説
マギアナ(二つ名:ゆめかなえし)
特性:ソウルハート
持ち物:シュカの実
性格補正:C↑ S↓
努力値:H252 B4 C252
実数値:187-×-136-200-135-64 (素早さ個体値 5)
技構成:フルールカノン、ラスターカノン
シャドーボール、トリックルーム
自分以外が倒れると特攻が上昇するという特性ソウルハートが非常に強力で、可愛い見た目とは裏腹に高火力アタッカーになるとんでもない幻ポケモン。
マギアナは特性のお陰で特攻がどんどん上昇するので火力アップアイテムを持たせる必要が無く、どれだけ場に居座り続けられるかが重要だと考えている。11タイプの技を半減や無効にできる優秀な耐性を持つものの、トップメタのザシアンやソルガレオ対策としてどの構築にも入っているであろう炎タイプ、地面タイプの技が弱点という致命的な欠点がある。炎タイプの技はニョロトノが雨を降らせることでカバーできるためシュカの実を持たせることで場持ちを良くしようとした。
技構成はフェアリータイプの技の中でも最高火力を誇るフルールカノン、トリックルームは確定。鋼タイプの技として最初はダイマックス時の威力を重視しててっていこうせんを使っていたが、DMをしないことが結構あったため非DM時でも安定して打てるラスターカノンとなっている。残り1枠は鋼タイプへの打点としてソルガレオや日食ネクロズマの弱点を突けるシャドーボール。ダイホロウは特殊アタッカーばかりのこの構築と相性が良くなかったが、ゴリランダーが入ったことでグラススライダーで仕留められる範囲が広がるといったシナジーも生まれた。
7世代で厳選した個体で最遅がなかなか出なかったので素早さの個体値5で妥協したが、最遅ではないから負けたということはなかった。むしろマギアナミラーの際に互いに相手がトリックルームを貼るだろうと動かしてトリックルーム展開をしない場面があり、その際に相手より早く動かせるので最遅+1が活きる場面の方が多かったかもしれない。(vs 500年前のマギアナとかは特に)
ニョロトノ(NN:ニョロペロ)(二つ名:バトルチャンピオン)
特性:雨降らし
持ち物:空振り保険
性格補正:B↑ A↓
努力値:H76 B236 C28 D4 S164
実数値:175-×-137-114-121-111
技構成:濁流、催眠術、手助け、守る
H…16n-1(砂ダメージ最小)
HB…意地っ張りゴリランダーのGF下グラススライダー確定耐え
S…空振り保険発動(S+2)で最速148族抜き(ザシアン意識)
雨降らし枠。今作からはキングドラがDMすることで雨展開を自己完結させることができるが、キングドラがザシアンの上を抜きたいときやマギアナに対する炎タイプの技の威力を弱めたいときに裏から投げて雨を降らせる動きが強いのでやはり雨パには必須だと実感した。
環境が物理メインということもあり大会4日前までオボンの実を持たせたHB極振りのニョロトノを使っていたが置物になりがちだった。(特にマギアナと並んだとき。)そのため雨を降らせる以外の役割が必要だと感じて空振り保険催眠術という誰もが不快に感じるであろう型を採用することにした。これにより一番問題であったマギアナと並んだ際に相手はニョロトノを無視すれば眠らされる可能性が生まれて、倒してしまうとマギアナのソウルハートが発動とどちらに転んでもこちらが得する状況を作り出した。
技構成は上記の通り催眠術、隣のアタッカーの突破力を底上げできる手助け、何かあったときの守る、そしてメインウェポンとして自分で降らせた雨の恩恵があり、タイプ一致で打てる水タイプの技として濁流を採用した。熱湯の方が命中率100%で安定して削ることができるが、追加効果で火傷を引いてしまうと催眠術が効かなくなってしまう、この指止まれやサイドチェンジを気にせずにすむ、空振り保険のトリガーになる、命中ダウンによる運勝ちも狙えるという4点から濁流にしている。
2013年に配布されたロバート山本さんのニョロトノを使用していたためバトルチャンプリボンをつけており、バトルチャンピオンという格好良い二つ名があるにも関わらずあまりにやっていることが姑息過ぎる。
キングドラ(NN:キングペロ)(二つ名:バトルチャンピオン)
特性:すいすい
持ち物:命の玉
性格補正:C↑ A↓
努力値:H68 B20 C252 D4 S164
実数値:159-×-118-147-116-126
技構成:濁流、流星群、暴風、守る
H…10n-1(命の玉のダメージが最小)
S…すいすい発動でスカーフ最速100族抜き(リザードン意識)
雨アタッカー。マギアナやコータスを通す上で邪魔な炎タイプを倒したり、雑に削りを入れるのが主な役割。
CS極振りで採用していたがSにそこまで振る必要性が感じられなかった。そこでスカーフリザードンの地ならしで相手の素早さを下げつつソルガレオの弱点保険を発動させる保険詐欺コンボをすいすいを発動させることで未然に防げるくらいまで振り、残りを耐久に振ることにした。
すいすいポケモンの中では特攻の種族値が1番高いものの、全体から見ればそれほどないため火力の強化は必須。状況に応じてDMするか選択するためDMの有無に関わらず火力アップが狙える命の玉を持たせることで少しでも相手に負荷をかけられるようにした。
技構成はこの指止まれやサイドチェンジを気にせずにすむ濁流、ドラゴンタイプの技で最高火力が出せる流星群、命中不安定技が多い中条件付きとは言え命中率100%になり、ダイジェットの元技にもなる暴風、場持ちを良くするための守るとなっている。
ニョロトノ同様2013年に配布された個体のためバトルチャンプリボンがついている。
コータス(NN:コータペロ)(二つ名:ガラルチャンピオン)
特性:日照り
持ち物:拘り眼鏡
性格補正:C↑ S↓
努力値:H252 B4 C252
実数値:177-×-161-150-90-22 (素早さ個体値 0)
技構成:噴火、熱風、嫉妬の炎、大地の力
トリルアタッカー。日照りで天候を晴れにした状態の拘り眼鏡噴火の火力は凄まじく、炎タイプの技が等倍以上のポケモンは大抵一撃で倒せる。更にバトルレジェンドで使用可能な伝説・幻のうち性能が高いポケモンは鋼タイプが多くそれらに弱点を突けるため環境に刺さっている。
技構成について最高火力が出せる全体技の噴火、HPが減った際に命中率が不安定だが火力がある熱風と威力は熱風に劣るものの命中安定の嫉妬の炎を打ち分けられるようにして、残り1枠は炎タイプへの打点になる大地の力となっている。
晴れ下の拘り眼鏡噴火が強すぎるので基本はDMをしないが耐久が非常に高く、炎技、地面技ともに通りが良いため案外DM適正がある。
イエッサン(NN:イエペロ)(二つ名:ガラルチャンピオン)
特性:サイコメイカー
持ち物:気合いの襷
性格補正:C↑ S↓
努力値:A12 B244 C252
実数値:145-77-116-161-110-82
(特防個体値0 素早さ個体値 5)
技構成:ワイドフォース、マジカルシャイン
猫騙し、この指止まれ
HB…意地っ張りドラパルトの命の玉ドラゴンアロー(2発分)確定耐え
意地っ張り水ウーラオスの水流連打確定耐え
S…最遅85族抜き(ゴリランダー意識)
A…余り(イカサマによるダメージ量を増やすため)
トリックルーム展開のための生け贄でありマギアナのエネルギー。サイコメイカーにより猫騙しに怯えることなくこの指止まれ+トリックルームが狙える。
2匹の攻撃からマギアナを守り抜きながらもトリックルームを展開したときには瀕死になってほしいため気合いの襷を持たせて、襷キラーのドラパルトのドラゴンアロー、水ウーラオスの水流連打を耐えられるように必要最小限に努力値を振り、余りをAに振ることでイカサマのダメージ量を増やした。
またフィールドを書き換えながら猫騙しが使えるゴリランダーと素早さの種族値が同じであることから初手でばったり出会ってしまうと非常に厄介。そのため相手のゴリランダーが無振りならばサイコフィールドが貼れて、最遅ならば猫騙しで動きを封じられるように最遅+1としている。
技構成はトリックルーム展開のサポートとして敵の攻撃を引きつけるこの指止まれ、最遅ゴリランダー用の猫騙しは確定。残りは条件付きとはいえ優秀な範囲技であるワイドフォース、悪タイプへの打点(主に悪ウーラオス)のマジカルシャインとなっている。なお猫騙しを使う機会はなかったので別の技で良かった。
意地っ張りドラパルトのドラゴンアロー2発分が最高でも142ダメージであることからHPの実数値が143になる個体値27か26が最適であることに大会前日に気づいたが時間が無かったので諦めた。
ゴリランダー(NN:ゴリペロ)(二つ名:ガラルチャンピオン)
特性:グラスメイカー
持ち物:突撃チョッキ
性格補正:A↑ C↓
努力値:H252 A252 B4
実数値:207-194-111-×-90-105
技構成:グラススライダー、DDラリアット
10万馬力、猫騙し
最後にやってきたゴリラ。グラスメイカーからのグラススライダーが強く、スイーパー性能が非常に高い。
環境考察の段階では伝説・幻ポケモンに草タイプの技が通りにくいため使わないだろうと踏んでいたが、蓋を開けてみるとザシアンへの威嚇を牽制するためのミロカロスや、雨ザシアン対策(?)のトリトドンがいたため案外活躍してくれた。またゴリランダーがいなかったときは襷イエッサンに対してトリックルーム封印やワイドフォースでかき乱されて苦手意識があったが、ゴリランダーの加入によりそれがなくなった。
ミロカロスやトリトドンが構築自体で重いためそれらに強く出れるように特防を上昇させる突撃チョッキを持たせた。
技構成はスイーパーとしても役割を担う上で必要なグラススライダー、トリックルーム展開のサポートになる猫騙し、全体的に通りの良い10万馬力、ダイスチル等による能力上昇を無視できるDDラリアットとなっている。
耐久調整や素早さのラインが中々決まらなかったのでとりあえずHA極振りで回していたが、結局最後までわからずじまいだった。
基本選出 及び 動かし方
基本選出1(全体技が飛んで来ない場合)
先発:
後発:
DM率: 70% 20% 10%
①この指止まれで攻撃を受けてる隙にトリックルームを展開
②イエッサンが倒されたらコータスを出して噴火
③弱っているところをゴリランダーのグラススライダーで倒す
単体攻撃技ばかりの相手には脳死で勝てるレベル。
基本選出2(晴れパ等全体技が飛んでくる場合)
先発:
後発:
DM率:40% 40% 20%
①マギアナをニョロトノへ交代して天候を雨にしてキングドラで削りを入れる
②どちらかが倒れたらマギアナを出してトリックルームを展開
③コータスの噴火で削り切る
この指止まれ+トリックルームを封じるために天候を晴れにして熱風をしてきそうな場合等に使う選出。
雨降らしと日照りというアンチシナジーを同時に選出するため「ゲーム序盤は雨展開、途中でトリックルームを挟んでコータスの晴れ噴火」を意識しながら回す。そのため基本選出1とは異なり、伝説・幻枠であるマギアナはエースアタッカーではなく雨と晴れを繋ぐ歯車のような役割を担う。
天候を変える手段がなければ初手からトノグドラを選出したり、イエッサンやフーディンのトリックルーム封印をケアするためにゴリランダーの猫騙しでトリックルームを展開したりと相手によって多少変化はあるがほとんどこの2つの選出パターンだった。
結果
(画像は2日目の16時頃のもの)
25戦中 19勝 6敗 (勝率:76.0%)
最高レート:1672
最終レート:1672
TN お仕事 との対戦が金曜日(大会1日目)と日曜日(3日目)にあったので「2日目になるべく消化、残りを3日目の仕事終わりにやる」という計画を立てていたが、自宅へ帰ってから爆睡して気づいたら大会が終了していた。
最後に
告知から大会まで約2週間と期間が短く、試運転できる環境がない状態でしたが、うえすとさんや四季卿さんが開いてくれたフレ戦会場、じーんさんが開催してくれた仲間大会、そしてフレ戦を快く引き受けてくれた方々のお陰で納得のいく形まで構築を練ることができました。ありがとうございました。
サムネ用
第2回ガラルダブル相棒自慢杯
【趣旨】
相棒ポケモンの自慢
※相棒ポケモンが剣盾に出ていなかったり、伝説ポケモン、幻ポケモンだという方は剣盾をプレイして一緒に戦った、一緒にカレーを食べた、色違いが出るまで孵化し続けたなど一番思い入れのあるポケモンを選んでいただければ幸いです。
【主催】
あん(@ankou_0818)
【仲間大会日時】
2020年 10月 25日(日)21:00~23:59
※冠の雪原配信から2日後
【大会ID】
19BKMLGBT
【大会概要】
対戦ルール
・バトルルールはダブルバトル。
・伝説ポケモン、幻ポケモンは使用不可。
・相棒ポケモンをパーティの先頭に配置する。
・相棒ポケモン(パーティの先頭)を絶対選出する。
なお先発、後発どちらでも可能。
大会ルール
ルール :ダブルバトル (バトルタワールール)
制限時間:総合時間 15分 持ち時間 7分
対戦回数:最大15試合
冠の雪原配信からすぐのためHOMEから連れてきたポケモンをそのまま使えるようにバトルタワールールにしています。(技リセットとかめんどくさいので)
そのため過去作限定の技もありとします。
【景品】
1位 XD産 ファイヤー、サンダー、フリーザー
※特別な技持ち
ファイヤー → 朝の日差し、神通力
サンダー → 金属音、バトンタッチ、神通力
フリーザー → 黒い霧、癒やしの鈴、神通力
※ナショナルリボン持ち
(二つ名「こんなんをのりこえた」が使用可能)
※アースリボン持ち
(二つ名「100にんぬきの」が使用可能)
※いずれもモンスターボール入り
※性格、個体は妥協しています
副賞 コロシアム産 A0スイクン
※ナショナルリボン持ち
(二つ名「こんなんをのりこえた」が使用可能)
※タイマーボール入り
※性格、個体は妥協しています
親名は主催者の本名がばれてしまう恐れがあるため隠しています
〔 副賞について 〕
主催とマッチングした方の中からルーレットアプリを使用して選びます。
使用するアプリは「ふつうのルーレット」。
主催に勝利した方は投票数が2、敗北した場合は1としてルーレットを作成します。
↑このように行います
景品の受け渡し等は仲間大会の結果が出てからTwitter内で行う予定です。景品を狙っている方は主催と事前に連絡が取れるようにしていただけると幸いです。
なお、1位の方がルールを無視していた場合や大会終了から3日以内に連絡が取れない場合は2位以下に繰り上げる形を取らせていただきます。なお副賞については繰り上げや再抽選を行いません。
【その他】
・仲間大会の配信、動画投稿は自由。
・対戦相手への誹謗中傷は禁止。
・2ロム以上での参加を認めます。
・上位者への景品がありますのでルールを無視しているプレイヤーが現れた際は運営のTwitterアカウントまでご連絡ください。虚偽報告の可能性もあるため証拠を提示していただくようお願いします。
・サーバーメンテナンス等で大会の進行に支障が出ると判断された場合は大会日時を変更する場合があります。
・この大会についてTwitterで呟かれる際は、「#ガラルダブル相棒自慢杯」のタグを使っていただけると幸いです。
・ご不明な点があればTwitterアカウント、もしくはこの記事のコメント欄までご連絡ください。
【最後に】
ご参加お待ちしております!