あんメモ

プロデューサー兼ポケモントレーナー

【剣盾鎧・アナザーフォルム2on2】ダブル襷ブイズ

アナザーフォルム2on2とは

・対戦ルールはダブルバトルのノーマルルール
・持ち物の被り、過去作の技の使用、DMが可能
・いずれかの条件を満たした2匹のみを使用する
 A.同じ図鑑ナンバーのリージョンフォルムや違う姿
  (例:ヤドランとガラルヤドラン)

 B.あるポケモンの分岐進化
  (例:ヤドランとヤドキング

 C.親の組み合わせが同じで、進化先が違っているもの
   ※進化回数は同じであること
  (例:ヤドキングとガラルヤドラン)

 D.性別や性格の違いによって姿や性能に違いがあるもの
  (例:イエッサン、ストリンダー)

 E.あるポケモンが進化する過程で分裂したもの
  (例:テッカニンヌケニン

 F.その他
  ①7世代の化石ポケモン
   →ポケカで進化元が同じであるため使用可能
    ただし上半身の化石が同じ並びでのみ
  ②ロトム
   →使用可能

        ③パンプジン
   →性能や選出後の見た目が違うため使用可能

 


環境予想

このルールにおいて一番重要なのはDM適正のあるポケモンとDM技の恩恵を受けられる、もしくはDMのサポートができるポケモンの並びを選ぶことだと考えている。
それを踏まえた結果、場に出たときに雨を降らせるf:id:anpokemas:20200718093634p:plainと雨が降っていると素早さが2倍になるf:id:anpokemas:20200718093725p:plainをDMエースとした並びがトップメタで、これらに強いf:id:anpokemas:20200606092459p:plainf:id:anpokemas:20200718095514p:plainといった水タイプが多い環境になるのではないかと予想。
この他にゴリランダーがいないためf:id:anpokemas:20200119170414p:plainのワイドフォースを弱体化しづらいことや、2匹が揃っているだけで特攻が1.5倍になるプラスマイナスのf:id:anpokemas:20200718100152p:plain、不思議な守りのf:id:anpokemas:20200718100349p:plainの存在も頭に入れておく必要はある。イエッサンはDM適正があまりないもののほとんどの構築が初手DMをする中、♀がこの指止まれをしてる間に♂がワイドフォース、♀が倒されてから♂をDMという打開DM(相手のDMターンを枯らしてからDMすること)に近い動きができるので例外と考えている。

 

 

構築

f:id:anpokemas:20200719084740j:image

 

 

構築完成まで

使用できるポケモンを色々調べていたらf:id:anpokemas:20200718101448p:plainがアシストパワー、f:id:anpokemas:20200718101100p:plainがまねっこを使えることを知り、サンダースのダイサイコからのエーフィのワイドフォース、サンダースのライジングボルトを媒体としたダイサンダーからのエーフィのまねっこでライジングボルトという動きが面白そうだったのでこの2匹を選んだ。

 

1.耐久振り珠サンダース+眼鏡エーフィ
サンダースをニョロボンの穴を掘るをベースにしたダイアースを耐えれるように物理耐久に振り、特攻に極振り、残りを素早さに振った。
試運転で同じく大会に参加するTomyと対戦したところコンセプト自体は強いと確信した。
しかしトップメタと考えているニョロボンニョロトノの並びに対してニョロトノが手助けでニョロボンの火力を強化した場合サンダースが落とされたり、エーフィ方向へ攻撃された場合はサンダースのダイサンダーが2分の1の確率(ダイアースを打たれていれば確定)でニョロボンが倒せずに負けてしまう等不安要素があったので見直すことにした。

臆病サンダースの珠ダイサンダー(ライジングボルト)
→ 無振りDMニョロボンが乱数1発(50.0%)
(割合:92.1~108.8%)

臆病サンダースの珠ダイサンダー(ライジングボルト)
→ D+1状態の無振りDMニョロボンが確定2発
(割合:61.5~73.3%)

 

2.シュカの実サンダース+襷エーフィ
ニョロボンニョロトノの並びに勝つにはDMしたニョロボンにサンダースのダイサンダーとダイアースの特防上昇を無視できるエーフィのサイコショックを集中するしかない。そのためサンダースに地面タイプの技を半減にできるシュカの実を持たせて手助け+ダイアースを耐えられるようにして、エーフィに気合いの襷を持たせた。

意地っ張りニョロボンの手助け珠ダイアース(穴を掘る)
→ シュカの実持ちH4振りDMサンダースが確定2発
(割合:67.7~80.1%)

しかしこの場合ニョロボンがダイアースではなくダイストリームをサンダース方向に打たれると倒されてしまう。

雨下の意地っ張りニョロボンの手助け珠ダイストリーム(滝登り)
→ H4振りDMサンダースが確定1発
(割合:152.5~180.1%)

サンダースをHBに厚く振ることで耐えることはできるが、サンダースとエーフィの素早さが逆転してしまい元々やりたかったことができなくなってしまう。

 

3.襷サンダース+襷エーフィ
サンダースに気合いの襷を持たせたら一気に問題を解決できるがエーフィが持ってるし…

 

 

同じ道具持たせられることを忘れてた!!!

 

 

ということで2匹に気合いの襷を持たせることにした。

 


個体解説

f:id:anpokemas:20200718101448p:plainサンダース

持ち物 :気合いのタスキ
特性  :蓄電
性格補正:C↑ A↓
実数値 :141-×-80-178-115-182
努力値 :H4 C252 S252
技構成 :ライジングボルト、アシストパワー
          シャドーボール、泥かけ

気合いの襷を持たせており耐久に振る必要がほとんどないためCS極振り。
最初は最速にしていたがメリットがダグトリオペルシアンより早く動けるだけだった。この2匹はお世辞にもパワーがあるわけではないので使用されることはほぼ無いだろうと考えており、それであれば準速にして火力を少しでも上げた方が良いと考えた。
ライジングボルト、アシストパワーは”構築完成まで”で既に触れているので省略。シャドーボールヌケニンへの打点、そしてDMすることでダイホロウで相手の防御を下げてエーフィのサイコショックのダメージを増加させることができる。泥かけはストリンダーに対して4倍弱点を突くことができ、特防を上昇することができるダイアースの元技として採用していたがダイサイコ(アシストパワー)+ワイドフォースで十分だったため別の技でも良かったかもしれないと思っていた。しかしライチュウ軸にも強く出れたので入れておいて良かった。
余談だがサイコショックのダメージ量を上げる場合はダイサイコでサイコフィールドにするよりもダイホロウで相手の防御を下げた方が良い。

サイコフィールド下の臆病エーフィのサイコショック
→ H4振りエースバーンが確定2発
(割合:72.3~85.8%)

臆病エーフィのサイコショック
→ B-1状態のH4振りエースバーンが確定2発
(割合:83.9~99.4%)

 

f:id:anpokemas:20200718101100p:plainエーフィ

持ち物 :気合いのタスキ
特性  :マジックミラー
性格補正:S↑ A↓
実数値 :141-×-80-182-115-178
努力値 :H4 C252 S252
技構成 :ワイドフォース、まねっこ
                  サイコショックシャドーボール

気合いの襷を持たせており耐久に振る必要がほとんどないためCS極振り。
素早さ種族値110族がユキメノコ、黄昏ルガルガン、(アローラ)ライチュウと多いため最速にしている。
ワイドフォース、まねっこは”構築完成まで”で既に触れているので省略。2匹とも特殊アタッカーなので特殊耐久力の高い相手やダイアースで特防を上げられてしまうと厳しい。そのため特殊技でありながら相手の防御でダメージ計算をするサイコショックを採用。残り1枠はヌケニンへの打点になるシャドーボール

 


立ち回り

初手でサンダースをDMさせて相手に以下の動きをする
1.ダイサンダー(ライジングボルト)+まねっこ
→ヤドラン+ヤドキングペルシアン+ニャイキング
 ケンホロウブルンゲル、イエッサン、バスラオ
 ギャロップカモネギニャオニクスマッスグマ

 

2.ダイサイコ(アシストパワー)+ワイドフォース
ラフレシアキレイハナデスカーン+デスバーン
 エビワラーサワムラーカポエラーロトム
 ルガルガン、ストリンダー、ヒヒダルマ、ガラガラ

 

3.ダイホロウ(シャドーボール)+サイコショック
トリトドン

 

4.ダイサンダー(ライジングボルト)+サイコショック
ニョロボンニョロトノ

ニョロボンへ攻撃を集中する。

 

5.ダイサンダー(ライジングボルト)+シャドーボール
テッカニンヌケニン  

サイドチェンジ択が発生するため一番相手したくない並び。

①DMしてくるのは明らかにテッカニン

②意地っ張りテッカニンの珠ダイアース(穴を掘る)
→H4振りのDMサンダースが乱数1発(25%)
(割合:88.7~104.3%)

③意地っ張りテッカニンの珠ダイワーム(シザークロス)
→H4振りのDMエーフィが確定1発
(割合:132.6~155.7%)

④サイドチェンジで攻撃を透かしたときのアドバンテージは大きいので入れ得

このことから自分が相手の立場に立ったら、ヌケニンをサイドチェンジさせてヌケニンへのシャドーボールテッカニンで、テッカニンへの電気技をヌケニンで受けて、テッカニンのダイワームでエーフィを倒しながらサンダースの特攻を下げる。次のターンに上からダイワームかダイアースを打てばテッカニンがダイサンダーを耐えることが可能。
そのためヌケニンがサイドチェンジをする読みで、ヌケニン方向にダイサンダーとシャドーボールを集中する。特攻が1段階下がったサンダースのダイサンダーはH4振りのDMテッカニンを高乱数で落とせるため倒した場合にヌケニンへ攻撃が通るようにシャドーボールを選択している。

C-1状態の控えめサンダースのダイサンダー(ライジングボルト)
→H4振りのDMテッカニンが乱数1発(81.3%)
(割合:97.1~114.6%)

 

6.ダイホロウ(シャドーボール)+シャドーボール

サーナイト+エルレイド

サーナイトクラスタの動画を見てる影響もあってサーナイトは突撃チョッキを持ってるイメージしかなく、その場合サーナイトをDMされると突破するのは困難。
そのため先にエルレイドを集中で倒して、数的優位を取れるようにする。

 

 

対戦結果

予選ラウンド(アナザーブロック)

1. vs えふさん  勝ち

ライチュウ (DM)
持ち物:不明
技:ダイアーク(ぶん回す)、ダイアース、ダイウォール

アローラライチュウ
持ち物:弱点保険
技:不明

アローラライチュウが弱点保険を持っていることやライチュウから全体技が飛んできたことには驚いた。DMが切れたサンダースがHP1で耐えたことで勝てた。
今回はされなかったもののライチュウアローラライチュウはぶん回すで弱点保険を発動させるというギミックができることを頭に入れておく必要があると感じた。


2.vs アインズさん 勝ち

サーナイト
持ち物:不明
技:影打ち 

エルレイド(DM)
持ち物:弱点保険
技:ダイジェット、ダイサイコ

元々エルレイドを集中する予定だったが1戦目の出来事からもしかしたら弱点保険ギミックの可能性もあるかもしれないと感じて、よりエルレイドへ集中する必要が出てきた。
しかし集中してもDMしたエルレイドが倒せなかった、サンダース方向にダイサイコが飛んでくればサーナイトの影打ちに怯える必要がないためまだまだ挽回のチャンスがあったがエーフィ方向にダイジェットを打たれた、と完全に勝てないと思っていたがダイホロウがHP満タンのサーナイトの急所に当たって逆転勝利。アインズさんの記事を参考にダメージ計算をしたら有効急所だった。

控えめサンダースのダイホロウ(シャドーボール)
→H252 D4振りのサーナイトが確定2発
(割合:73.1~86.9%)

 
3.vs Vignetteさん 負け

サンダース
持ち物:不明
技:光の壁、つぶらな瞳

グレイシア(DM)
持ち物:不明
技:ダイホロウ、ダイアイス、ウェザーボール

光の壁を貼られてDMしたグレイシアが突破できずに負け。 


4.vs NaiSoKKeiさん 勝ち

 ニャオニクス
持ち物:不明
技:瞑想

ニャオニクス
持ち物:不明
技:不明

初手からDMをしなかったのでそのうちにアタッカーと思われる♀へダイサンダーとまねっこ集中で倒してそのまま押し切った。

 
5.vs カタバミさん 勝ち

サーナイト(DM)
持ち物:不明
技:マジカルシャイン

エルレイド
持ち物:拘りスカーフ
技:叩き落とす

2戦目のトラウマを思い出すような並び。選出の時点では勝てる自信がなかったが型が全く違っていたので勝てた。 


6.vs カルフールさん 勝ち

ブラッキー
持ち物:不明
技:イカサマ

ニンフィア
持ち物:不明
技:不明

ニンフィアはDMするよりそのままでハイパーボイスを連打してる方が強いのでブラッキーがDMしてダイアークしてくると思っておりニンフィアをダイホロウとサイコショックで集中して数的優位を取れるようにした。
ブラッキーがDMしてこなかったので次のターンにダイサンダーとまねっこを集中して勝利。 

 

7.vs いこーるさん 負け

トリトドン(西)(DM)
持ち物:命の玉
技:ダイアース

トリトドン(東)
持ち物:不明
技:波乗り

DMしない方向にダイホロウとサイコショックを集中すれば倒せるのでそうなれば数的優位を活かして押し切れるのだが集中攻撃した西のトリトドンがDMして倒しきれずに波乗りで襷を削られてダイアースを通されて負け。
狙う方向が違っていればゲーム展開は変わっていたかもしれないが、色だけで判別できるわけがないので初見ではどうしようもなかった。

 

 

予選成績が5-2でアインズさん、いこーるさんと同率1位。
あん  (vs アインズ 勝ち、vs いこーる 負け)
アインズ(vs あん   負け、vs いこーる 負け)
いこーる(vs あん   勝ち、vs アインズ 勝ち)
のため2位で予選を通過。

 

 

決勝ラウンド
準決勝.vs トルンさん(オリジンブロック1位) 勝ち

ライチュウ
持ち物:不明
技:ぶん回す

アローラライチュウ(DM)
持ち物:弱点保険
技:不明

1戦目を思い出す並び。ぶん回す弱点保険を通されるのだけは阻止しなければならないのでアローラライチュウに攻撃を集中。ライチュウのぶん回すがDMしたアローラライチュウにとどめを刺して勝利。

 

決勝.vsいこーるさん(アナザーブロック1位) 勝ち

再戦のためのポケモンのメモは無し。

予選ラウンドでの対戦やその他の分かっている情報を簡単にまとめてみた

1.西のトリトドンが命の玉を持っていた
  →アタッカーで確定
2.東のトリトドンが波乗りしかしていない
  →サポート枠?
3.その他
  ①相手に持ち物がばれてない
    →波乗りで気合の襷が発動していない
  ②実は予選で対戦した後に軽く話していた
    →エナジーボールを持っていないと暴露

勝ち筋としてはサポート枠と思われる東のトリトドンに集中攻撃して波乗り呼び水を防ぎながら襷を発動できるようにしてサイコショックが使えるエーフィの試行回数を稼ぐしかなかったがそれが上手く決まって勝利。

 

 

最後に

一番警戒していたニョロボンニョロトノの並びを全く見なかったものの、やりたいことを通して勝てたこと、そして特殊ルールの大会で初めて優勝することができたので大満足の大会でした。
主催のSURさん、そして参加者の皆さんありがとうございました!