構築経緯
《 コンセプト決定まで 》
7世代で滅びパを使っていたので今作でも滅びパを使いたいと思った。
8世代ではメガゲンガーがいないことやダイマックスの存在によって今までの影踏みで相手の交代を封じて滅びの歌を決めるという動きが狙いにくい。
そのため相手の2匹を先に倒して交代できないところを滅びの歌で仕留めるという動きへと変更。
《 構築完成まで 》
滅びパは影踏みやキョダイサジン、キョダイヒャッカで交代を封じるため、先発で交代が可能なゴーストタイプを呼びやすく、またダイアーク、ダイホロウで弱点を突いて特性が影踏みのポケモンを倒しにくることが多い。そのため影踏みではなく勝ち気のを採用し、ダイマックスさせて攻撃を耐えて弱点保険と勝ち気を発動させて返り討ちにしようと考えた。
相方は滅びの歌、トリックルームができて、弱点保険が発動しなかった場合に不意打ちで強引に発動できる
補完枠にゴチルゼルでは相手できないサザンドラ等を始めとする悪タイプへの打点や滅びの歌で詰める際に役立つこの指止まれができる
ゲンガーが倒されたときの第2の滅びの歌枠、高火力(?)アタッカーとなったゴチルゼルや滅びの歌で詰める際に味方を命の雫で回復できる
鋼タイプへの打点と威嚇や猫騙しで滅びの歌で詰めやすくするための
使用率の多いバンギラス+ドリュウズ+ドラパルト+トゲキッスという相性補完の良い並びに対してキョダイサジンで相手の交代を防ぎながら、定数ダメージを与えることで主導権を握れるのではないかと考えてを入れて完成。
理想的な動き方
先発:+ 後発:+or
1.ゴチルゼルがダイマックスして攻撃。ゲンガーはトリックルーム
2.状況に応じて行動
A ゴチルゼルの弱点保険が発動してない場合
→ゲンガーの不意打ちでゴチルゼルの弱点保険を発動B ゴチルゼルの弱点保険が発動した場合
→2匹で攻撃して相手の残数を2匹以下にする
3.相手の残数が2匹以下になったところで滅びの歌を決めて3ターン粘る、もしくはそのまま攻撃して全滅を狙う
使用個体
持ち物:弱点保険
能力補正:C↑ S↓
特性:勝ち気
実数値:175-×-123-156-130-63
努力値:H236 B60 C212
技:サイコキネシス、悪の波動、エナジーボール、守る
努力値調整
H→16n-1(砂ダメージ等を最小限に抑えるため)
HB→DM状態で補正ありドラパルトの珠ダイホロウ(130)を確定耐え
ゲンガー
持ち物:気合いのタスキ
能力補正:C↑ S↓
特性:呪われボディ
実数値:167-×-80-200-96-103
努力値:H252 C252 D4
技:ヘドロ爆弾、不意打ち、滅びの歌、トリックルーム
持ち物:オボンの実
能力補正:C↑ A↓
特性:貯水
実数値:223-×111-150-116-84
努力値:H140 B84 C252 D4 S28
技:フリ-ズドライ、命の雫、滅びの歌、守る
努力値調整
H→16n-1(砂ダメージ等を最小限に抑えるため)
S→12振り61族抜き(バンギラス意識)
持ち物:鋭い爪
能力補正:C↑ A↓
特性:強運
実数値:191-×-115-176-135-114
努力値:H244 C156 S108
技:エアスラッシュ、マジカルシャイン、この指止まれ、守る
努力値調整
H→16n-1(砂ダメージ等を最小限に抑えるため)
S→準速61族抜き(バンギラス意識)
持ち物:先制の爪
能力補正:A↑ C↓
特性:威嚇
実数値:172-156-135-×-136-78
努力値:H252 A252 D4
技:インファイト、ストーンエッジ、猫騙し、守る
サダイジャ
持ち物:締め付けバンド
能力補正:A↑ C↓
特性:砂隠れ
実数値:175-174-150-×-90-91
努力値:H220 A252 B36
技:10万馬力、アイアンヘッド、岩雪崩、守る
努力値調整
H→16n-1(火傷ダメージ等を最小限に抑えるため)
選出パターン
○基本選出
先発:+
後発:+or
○ゴチルゼルの通りが悪い場合
先発:+or
後発:+or
サダイジャのキョダイサジンで交代を封じつつ定数ダメージを与えて削っていく。残数を2匹以下にしたところで滅びの歌で相手の息の根を止める、もしくは殴り倒す。
戦績
瞬間最高134位(2月8日)
没となった原因
・ゴチルゼルの通りが悪く、基本選出がほとんどできてなかった。
・弱点保険を発動させるだけではゴチルゼルの火力が足らない。
・ゲンガーが集中で狙われてトリックルームを展開できないとしんどい。
今後に向けて
《 滅びの歌に拘るべきではない 》
滅びの歌に特化させ過ぎると滅びの歌が決まらない=負けとなってしまう。そのため「滅びの歌に拘るのではなく、滅びの歌による勝ち筋もある」くらいに考えて柔軟に対応できる構築にした方が使いやすいし勝率も良かった。
《 サダイジャのキョダイサジンが強かった 》
通常元々のHPの8分の1の定数ダメージだが締め付けバンドを持たせることでキョダイゴクエンと同じく6分の1の定数ダメージを与えることができて、さらに相手の交代を封じることもできるので一度でも当ててしまえば試合展開を有利に運ぶことができる。サダイジャが場を離れてもバインド効果が継続されるのも強かった。このお陰で基本選出がほとんどできなかった中、一定の勝率を維持できていた。
ただしダイマックスしてもミロカロスのダブルダメージの濁流で半分近く入ることやバインドによる定数ダメージで攻めるのが主体だったので攻撃よりも特殊耐久に努力値を振るべきだった。
《 相方をゲンガーからサマヨールにすると… 》
サマヨールの影打ちで勝ち気ゴチルゼルの弱点保険を発動させるという似た動きをしていた2桁順位の方がいた。ゲンガーに比べて耐久力があり、特性で相手の持ち物がわかるという魅力もあるためゴチルゼル+サマヨールの並びも試してみたい。