こんにちは。あんです。
ポケモンワールドチャンピオンシップス2019を機にダブルバトルに興味を持った方も多いと思います。
そこで今回の記事はやることが非常にシンプルで強い構築の紹介となります。(QRもあるので使ってください。)
ダブルバトルの世界に一歩を踏み出す方の手助けになれば幸いです。
構築経緯
重力断崖との出会い
レートに潜っていた際に当たったカプ・テテフ+フワライドで重力をして、裏のゲンシグラードンの断崖の剣で壊滅を狙うというゲンシグラードンを使う際の悩みの種である断崖の剣の外しを減らすことができる構築に魅力を感じ、それを自分なりにアレンジしていこうと考えました。
素早さ操作方法の変更
使用した感想としてはフワライドやヤミラミが置物になりやすい、そして追い風ターンだけで押しきるのが厳しく、凍える風はフィールドに影響を与えるわけではないため交換されたり、倒したあとに出てきた相手に一度技を与えないといけないため一度守って素早さを下げないと縛れないためその間に重力が切れてしまうという点が気になりました。また重力催眠というコンボも魅力的ではあるものの相手が最速起きをしてくると色々とめんどくさいため自分には合わないと感じました。(運がないだけ)
そのため素早さ操作、重力始動のポケモンも殴れるポケモンにすること、そして素早さ操作の方法を追い風よりもターンが長いトリックルームに変更することに決めました。
そこで目につけたのがこのポケモン。
トリックルームと重力の始動を1匹で行うことができ、元々の耐久力の高さとウルトラバーストによる択で安定してトリックルームを貼ることができます。さらに素早さ操作や重力始動枠が置物にされやすいという欠点も自らが殴れるためカバーできると良いこと尽くし。
ゲンシカイキをしないという決断
重力下のゲンシグラードンの断崖の剣の制圧力は中々のものではあるが、威嚇を一度食らってしまうと地面タイプの技が弱点であるガオガエンを断崖の剣(ダブルダメージ)で倒せず、威嚇を再度撒かれてしまうのがネックでした。そこでムーンルールで一時期使っていた拘り鉢巻グラードンを使うことで安定してガオガエンを仕留めることができるようになり、より制圧力が強まりました。
個別解説
グラードン
持ち物 : 拘り鉢巻
性格 : 勇敢
特性 : 日照り
実数値 : 207 - 222 - 160 - × - 111 - 85
努力値 : H252 A252 D4
技 : 断崖の剣、炎のパンチ、雷パンチ、ドラゴンクロー
ウルトラルールでは世にも珍しい鉢巻型。
技は味方を巻き込まずに済む地面タイプの全体技である断崖の剣。その他は草タイプへの炎のパンチ、ゲンシカイオーガや飛行タイプへの雷パンチ、メガレックウザへのドラゴンクローを採用した。しかしほとんど断崖の剣ぶっぱマンと化していた。
ゲンシカイキをしないことで相手のゲンシグラードンの地面タイプの技が等倍で受けれたり、予想外のところから水をかけられて倒されるということがなくなるという思わぬ副産物もあった。
日食ネクロズマ
持ち物 : ウルトラネクロZ
性格 : 勇敢
特性 : プリズムアーマー → ブレインフォース
実数値 : 204 - 229 - 147 - 131 - 130 - 73
(204 - 240 - 117 - 185 - 118 - 120)
努力値 : H252 A252 D4
技 : フォトンゲイザー、サイドチェンジ、重力、トリックルーム
※Cの個体値を妥協した個体。
トリックルーム+重力の指導要員。効果抜群の技のダメージを軽減できるプリズムアーマーも相まって元々の耐久力が高く、それにウルトラバーストすることでタイプが変わるためトリックルームの始動が安定する。
トリックルーム展開の場合は日食で、追い風展開の場合はウルトラで重力→グラードンの断崖の剣を狙っていく。
メガボーマンダ
持ち物 : ボーマンダナイト
性格 : 無邪気
特性 : 威嚇 → スカイスキン
実数値 : 179-155-90-130-132-158
(179-165-135-140-142-180)
努力値 : H68 D252 S188
技 : 捨て身タックル、ハイボ、追い風、守る
※HD…(メガ後)控えめテテフのムンフォ確定耐え
S…(メガ後)最速111族抜き
威嚇+良耐性+雑な削りができる優秀なメガ枠。
トリックルームができなかった場合やトリックルーム最終ターンに追い風をすることでグラードンを相手よりも早く動かすことができるようにする。
カプ・テテフ
持ち物 : 拘りスカーフ
性格 : 控えめ
特性 : サイコメイカー
実数値 : 146 - × - 95 - 200 - 135 - 131
努力値 : H4 C252 S252
技 : サイキネ、ショック、ムンフォ、シャドボ
ネクロズマの火力UPと先制技である猫騙しを防いでトリックルーム展開をサポートする。
グラードンを裏投げしながらトリックルーム展開を狙うことが多く、トリックルームが切れた後に上から縛っていく。
日食ネクロズマ+スカーフテテフの並びからトリックルームが来るとはあまり想定しないと思うので初見殺しが決まりやすい…はずw
ガオガエン
持ち物 : 脱出ボタン
性格 : 慎重
特性 : 威嚇
実数値 : 200 - 135 - 115 - × - 154 - 80
努力値 : H236 B36 D236
技 : フレドラ、叩き落とす、蜻蛉、猫騙し
威嚇+猫騙しでトリックルーム展開のサポートをして速やかに退場する。
最初はAS252振りで相手のガエンの上から猫騙しを打って早々に倒されてもらおうと考えていたが、グラードンの拘りを一度解除したいときのクッション役として使いたい場面があったためなるべく耐久に振った個体に変更した。
モロバレル
持ち物 : 気合いのタスキ
性格 : 生意気
特性 : 再生力
実数値 : 219 - × - 102 - 105 - 135 - 31
努力値 : H236 B92 D180
技 : 草結び、ヘド爆、キノコのほうし、怒りの粉
※努力値の調整先は忘れましたw
怒りの粉でトリックルーム展開のサポートをして、倒されなければひたすら相手を眠らせる害悪キノコ。
GSルールだと火力が高過ぎで相手の攻撃を安定して受けきることができないので、気合いのタスキを持たせて確実に一度は耐えきるようにした。
相手を麻痺にしてしまうとトリックルーム時に先に行動されかねないため事故防止として特性はほうしではなく再生力にしている。
選出
先発 :+oror
後発 :+
隣のポケモンでサポートしつつトリックルームを展開。トリックルームの間になるべく早くグラードンを出して重力断崖をするだけです。
トリックルーム最終ターンにボーマンダで追い風をすることで更に有利な盤面を作れるのでトリックルームの間に倒しきれないと判断した場合は狙うと良いです。
重力をすることで浮いてるポケモンにもダメージを与えることができるため、断崖の剣を受けにきたメガレックウザやイベルタル、ホウオウ等に致命的な一撃を浴びせることができます。
グラードンがゲンシカイキをしないため相手の場にゲンシカイオーガがいる場合は死に出しでグラードンを出さないと一撃で落とされてしまうので注意が必要です。