こんにちは。あんです。
今回はJCS2018予選での使用を断念したジュカインとカメックスを使った構築の紹介となります。
構築完成まで
この構築を作るに当たって参考にしたのはバルドルさんの湿原ジャラランガ構築。
※以前に公開されているQRパを取り上げたので興味のある方はこちらもどうぞ。
それを元に作り上げた初期メンバーがジュカイン、メガカメックス、ジャラランガ、アローラガラガラ、霊獣ボルトロス、クレセリアの6匹。
メガクチート、ガオガエン、アシレーヌを抜き、メガ進化せずともメガクチートと同程度の高火力を出せて、電気技を吸えるアローラガラガラ、ガオガエンの猫騙しとアシレーヌの水の誓いを一匹でできるカメックスに変更。残り1枠はトリル展開やサイチェンができるクレセリアを採用。威嚇枠はいないが誓いを成功させて、上から制圧するだけなのでいなくても全然問題ないと感じました。
誓いを決めた後、ジュカインのがむしゃらで削り、メガカメックスの潮吹きで全滅を狙うという動きはとても強く、潮吹きの威力が落ちたり、水タイプ半減のポケモンが相手の場合でもがむしゃらでHPを削ることで容易に処理できた。また本家との違いとして誓いアタッカーが拘らないことで柔軟に動けたのも良かった。
しかしコケコの電気技がメガカメックスへよく飛んできて誓いをする前に落とされるという問題点もあった。ジュカインと並べることで電気技を躊躇してくれると思っていたが、なぜかコケコの電気技がばんばん飛んできてメガカメックスがやられてしまうということがよく起こった。なぜこのようなことが起こるのかは色々と悩みましたが答えはPGLにあった。
※データはシーズン9のもの
ジュカインのメガ石所持率が 71.7%に比べ、カメックスは 97.2%。これはカメックスがメガ進化すると判断するのが妥当と言える。(もしかしたらメガジュカインの避雷針を知らなかったor忘れていた可能性もw)
その反省を踏まえてメガ枠をカメックスからジュカインに変更。この変更によりS種族値145による誓いが可能になり、テッカニン、フェローチェ、メガプテラ、メガフーディン、マルマイン、メガスピアー、アギルダーの7匹にしか抜かれないので問題点であったコケコでカメックスが落とされて誓いが失敗するということがなくなった。
しかしカメックスがメガ進化しなくなったため火力不足という新たな問題点が発生。そこで攻撃的だったカメックスをサポート寄りに変更し、それに合わせて霊獣ボルトロスをデンジュモクに変更して完成。
個別解説
メガジュカイン
性格:臆病 特性:新緑 → 避雷針
持ち物:メガ石
技:草の誓い、がむしゃら、ファスガ、見切り
努力値:H236 B92 S180
【メガシンカ後】
HD:臆病コケコの眼鏡マジカルシャイン(ダブルダメ)を確定耐え
臆病メガマンダのハイボ(ダブルダメ)を最高乱数以外耐え
S:S1段階上昇準速ジャラランガ抜き
【メガシンカ前】
HB:陽気メガメタグロスの冷パンを高乱数耐え(87.5%)
S:最速メガメタグロス抜き
一番好きなポケモンであり、このパーティの斬り込み隊長。相手の先発にコケコ、ゲンガー、アーゴヨン、ゲッコウガなどがいればメガシンカして上から誓いコンボを狙い、それ以外の場合は弱点を増やさないようメガシンカせずに戦う。努力値振りはバルドルさんのを真似している。
カメックス
性格:控え目 特性:激流
持ち物:チョッキ
技:水の誓い、凍える風、地ならし、猫騙し
HD:C2段階上昇デンジュモクの放電(ダブルダメージ)で確1
S:デンジュモク+1
ジュカインがメガ進化するためメガカメックスのときは火力重視の型でしたがS操作に特化のサポート型へと変更させた。潮吹きは火力には期待できないものの命中安定の全体技のため入れた。デンジュモクと並べることで地ならし+弱点保険による火力上昇、その後の放電でカメックスが落とされビーストブーストが発動。このように凄まじい火力を誇るポケモンを生み出すこともできる。
ジャラランガ
性格:控え目 特性:防音
持ち物:ジャラランガZ
技:スケイルノイズ、竜の波動、放射、守る
努力値:H68 C252 S188
H:16n-1
専用Z技を打つことで全能力上昇するため、湿原の恩恵を受ける中でも最強クラスの性能を誇る。ジュカイン・カメックスのどちらかがやられたら出てきて誓いコンボで削れた相手を上からZ技で倒しつつ、全能力上昇を狙う。
スケイルノイズ、火炎放射、守るは確定。残り1枠はジャラランガミラー用の竜の波動にしていたが、デンジュモクのマジシャで落とせるため別の技を採用した方が良かった。
デンジュモク
性格:控え目 特性:ビーストブースト
持ち物:弱点保険
技:10万、マジシャ、放電、守る
努力値:H228 B20 C188 D4 S68
誓いを決めた後にカメックスと並べて地ならし+弱点保険のコンボを決めて大暴れするポケモンであり、主にジャラランガが最も苦手とするレヒレ対策枠。Cが2段階上昇するだけでも高火力が出るが、更に弱保を発動させる役目を終えたカメックスはビーストブーストのエネルギー源となるため最低でも更にCが1段階上昇してとんでもない火力を出すことが可能となる。そのため相手にフェアリータイプが多くてジャラランガが出せない場合のエースになることもあった。
地ならしによりSが下がるものの湿原を発生させることで相手より早く動けるので誓いパと相性が良いと思った。
努力値振りはとある記事に載っていた耐久振りを参考にしていたが調整先は忘れてしまったw
アローラガラガラ
性格:意地っ張り 特性:避雷針
持ち物:太い骨
技:フレドラ、シャドーボーン、ホネブーメラン、守る
努力値:HA252 D4
低速重火力アタッカーということで湿原と相性がよく、ジャラランガが苦手とするレヒレ以外のカプ神はこいつ1匹で処理できる。
技はフレドラ、シャド骨、守るは確定。残り1枠を何にするか悩んだ結果、タスキ持ち対策として骨ブーメランにした。しかしバンギを確定で落とせる瓦割りにした方が良かったかもしれない。
クレセリア
性格:控え目 特性:浮遊
持ち物:バンジの実
技:サイキネ、トリル、サイチェン、日本晴れ
努力値:H236 C252 S20
湿原が切れた後のS操作要員。Sが下がったデンジュモクやアローラガラガラでトリル展開を狙っていく。またサイチェンで味方を守ったりもできる。耐久振りよりもCぶっぱにして殴った方が使いやすかったのでこの型は気に入ってる。湿原が出てる状態だと無振りでも抜かれることはないのでSには振らずHCぶっぱにした。
立ち回り
基本
後発 : ジャラランガ+α
メガジュカインとカメックスで誓いを決めに行き、どちらかがやられたらジャラランガを出して上からZ技を打つ。ジャラランガが最も苦手とするレヒレにはデンジュモク、他のカプ神にはアローラガラガラで対応。
対 雨パ
後発 : 相手によって
雨パに誓いを決めるのは難しいためジャラランガを大事に立ち回ることが必要。初手はジャラランガへ飛んでくる暴風や冷ビをサイチェンでクレセリアが受け、その間にZ技を打つ。次のターンにジャラランガへのヘイトが集まるため守り、クレセリアが日本晴れで天候を晴れにする。その後はジャラランガを上を取ることができるためひたすら殴っていく。
対 トリルパ
後発 : 相手によって
湿原を発動させると自分の首を絞めるだけなので誓いは狙いに行かずに戦う。猫騙し持ちとトリルを貼る2匹がよく出てくるので、猫騙しが効かず、高火力を出せるアローラガラガラとそれをサポートするクレセリアを選出。トリルを貼るのは大抵エスパータイプなのでアローラガラガラで弱点を突けるのもGood!